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相澤side
「まだ治療にすら入っていないのさ、もう少し待ってくれ」
リカバリーガールから少し呆れの混じった声が聞こえた
『私今、下着一枚なんですけど、見ます？』
「見てどうするんだ」
今度は俺が呆れた
『証拠でも残したらどうです？治療してしまうと証拠が消えてしまいますよ？』
にやにやとした顔でこちらを試している。
「彼女、虐待されているのさ、親に」
は？
思考回路が停止した。
親に？虐待？
こいつの親は、あいつらだ。身寄りのないこいつを保護した、あいつらだ。
俺の同期の、あいつらだ…。
虐待？そんな、まさか
『信じられないでしょう。世間では、見ず知らずのたまたま助けた女の子の里親になるっていう美談を持っている、あのグラスマンとシェルが。その女の子にかれこれ10年近く虐待をしているなんて、
誰も信じられないし、信じてもらえませんでした。誰かに助けを求めるたびに、私は虚言癖扱い。
見えないところで散々暴力を振るわれてきました。それはヒーローも同じでしたよ』
俺とリカバリーガールは、きっと今、目をかっぴらいているだろう。
まさか同期がこんなむごいことをしているなんて。
「偽物って言っていたのは、そういうことか」
『そうです。人を助けるはずのヒーローが、隠れてしていることを私は目の前で見てきました。
知っていますか？私の本当の両親を殺した犯人、まだ捕まっていませんよね。』
「あぁ、まだ犯人は見つかっていないし、犯人につながる情報もほとんどない。捜査は来週だったかな。打ち切りになるそうだ。」
『あいつらから聞いています。事件からちょうど10年の来週、打ち切りになるって。喜んでましたよ。これで堂々と準備ができるって』
「何のことだ」
俺たちはもう何が何だかわからない
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ぴーちゃん(プロフ) - とても面白くてすごく好きです…更新頑張ってください！応援しています (2021年8月18日 23時) (
レス) id: 3e99b33813 (このIDを非表示/違反報告)
るみあ - めっちゃ好きです…続きが出ることを祈ります！ (2021年8月13日 1時) (レス) id: d15cfe7605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いももちたべたい | 作成日時：2020年7月7日 11時
