えっと...お久しぶりです。さようなら。｢待て待て待て｣ (ページ6)

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5話ページ6

降谷side

いつも通りの夕方

鬱陶しい女子高生が僕を呼んで職務の邪魔をする

一刻も早くこの場から去りたかった

だから誰でもいいから誰か早く入店してきて欲しかった

いつも通り思っていることは変わらず

本来ならここでコナンくんが来たりするはずだったのに

カランカランと入店の合図

いつものように笑顔でそちらに顔を向けると

いつの日か失踪した彼女の姿

以前は可愛い雰囲気が

今はそこに美人も混ざっていた

あまりの混乱に手に持っていたお盆を落とし

彼女に抱きついた

変わらない彼女の匂い

昔より僕の腕の中にすっぽりとハマるその感覚

懐かしかった

それから彼女を席に案内し、連絡先を交換

彼女との関係を聞いてくる女子高生

夜は彼女に尋問をする。

あの時の失踪の訳を

中学2年の時

いつも通り彼女の家に幼馴染4人で向かったら

酷い鉄の匂いに、赤黒く染まった家

瞬時に血だと分かった

ただ変なのはその血の量だ、いくら殺人でもこんなに血は出ないし飛び散らない

異様な光景だった

俺たちは彼女の安否

生きているのか、亡くなったのか

生きていると分かったのは

学校の時、彼女は転校したとそのことを先生から伝えられ

後に、彼女から預かった手紙で判明

いつか彼女から僕たちに会いに来ると思っていたが

その気配は無く、ついに29を迎え

そしてやっと彼女は姿を現した

まぁ会いに来たよりも、偶然なんだろうが

それでも俺たちは凄く嬉しかった

彼女は今臨時教師をやっているそう

あの時の彼女の家を血塗れにした犯人は捕まったとの事

今彼女には彼氏がいないこと

なのに...なんで

ヒロから聞いた

長身のロングヘアの男と仲良さげだったそう

話と違うじゃないか！！！

俺たち4人は、白來Aが女性として

大好きなのだ

だから

｢｢｢｢ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ｣｣｣｣

｢あの男は誰で｣

｢どういう関係で｣

｢なんで抱き着いてたんだ｣

｢｢｢｢羨ましい！！！｣｣｣｣

随分と荒れた