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4話 ページ5

静かな車の中


『ねぇヒロくん』



諸伏「どうしたの?」


『ヒロくんって...おばけ見えてるよね』


おばけじゃなくて、呪霊だけど


諸伏「...っ
そ、うだよ、まさか」


『私は昔からね』


諸伏「そっか、それがどうしたの?」


『いつから見えてるの?
きっかけとかある?』



諸伏「2年前、渋谷が大混乱に見舞われただろ?
あの時、突然現れた化け物みたいなのに、襲われかけたんだ」



『襲われかけた?』


諸伏「あぁ、白髪のやつに助けられたんだ」



五条か...



諸伏「それからだよ」



『目を合わせたりとか?』


諸伏「寄ってきたら怖いから、合わせてない
でもこの俺の背負ってる」


やっぱり、ずっと怖いんだろうな



『御守りあげる
きっと護ってくれるよ』



これを持ってればある程度の呪霊は消えるし
寄り付かなくなる


諸伏「ありがとう」



『あの渋谷の混乱なんだったんだろうね』


諸伏「俺達もわからなくて
どっからかの圧力で内容は揉み消されてて」



『そっか』


ちゃんと仕事してたんだ、あの腐ったミカン



そこからはまた無言



すると電話が来て



『何?』


五条《やっほーA
ちょっとそっちに傑が行くから、泊めてやって
あと心のケアかな》



『え、傑さん来るの!?』



五条《今回の任務でまた荒れてね》


『任せて、傑さんの心のケアは私担当です!』


五条《毎回ごめんねー》


そう言って電話が切れる



マンションで下ろしてもらうと体に衝撃が走る


『お疲れ様です、傑さん』


私は顔だけヒロくんの方に向けて


『ありがとう送って貰って』



諸伏「あ、あぁ、おやすみ」



少し動揺した感じに返事をして帰って行った



『家の中入りましょ
最上階なので時間少しかかりますが』



部屋に着くと


夏油「今までどこにいたんだい?
あと彼は?」


『今日行った喫茶店で、幼馴染に会いまして
その幼馴染と談笑をして彼に送って貰ったんです』



夏油「あまり猿と一緒に居ないでくれ...
猿の匂いが...」


『でも彼ら警察ですよ?』


夏油「尚更だよ...警察はほかよりも負の感情を貯めやすい」



『そうですね...』


ソファに座る私の膝に顔を乗せて、お腹に頭を擦り付ける


傑さんと私は似たような考えで、話は合うし、御指導貰ってる



しばらくして、傑さんは任務が入り眉間に皺を寄せて家を出ていった

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ただのオタク - 男性陣がみんなかわいい (6月28日 16時) (レス) @page6 id: 610cc39aab (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 夏油さんとの絡みめっちゃ好きです!!更新楽しみにしてます!! (2022年8月5日 17時) (レス) @page6 id: a2b06cd108 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(文ストトリップ願望者 - うふふふこれからの展開が楽しみですなあ!更新待ってます! (2022年7月19日 12時) (レス) @page6 id: 1595fb6da3 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - 宮 村 。さん» 同じくwww (2022年7月3日 23時) (レス) @page6 id: f309fcfc41 (このIDを非表示/違反報告)
宮 村 。(プロフ) - 初コメ失礼致します!! もうこの作品が好みすぎて発狂しました( ( 更新頑張ってください!! (2022年7月2日 20時) (レス) @page6 id: e0cd2bb1c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イアデビル | 作成日時:2022年6月22日 21時

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