甘ったるい彼等④【短編集】(雪男) (ページ19)

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【💚】研究結果に基づいてページ19

you side

休日の朝、薄く開けた目で時刻を確認してハッとした

隣を見ると大きな瞳を閉じてスヤスヤと眠る恋人の姿
珍しく休みが被ったこんな日は二人でいつまでも微睡んでいたいものだけど、今日はそうしていられない。

できるだけ静かに起こさないように、、、
どうせ後で起こさないといけないんだけど、あと少しのんびり眠っててほしいから

「ぁ、ちょっ、」

『んー……』

布団の中で繋がれた手がほどけなくて静かに苦戦していると
ぐっと腰を引き寄せられ身動きが取れなくなってしまう。

「亮平くん離して、」

『ゃだ…』

「ねーぇ、、」

『まだねてようよ』

「そうしたいんだけど、10時から美容室予約してるの」

『んー…』

「ごめん、また後で声かけるから寝てて？」

覚醒しきらない亮平くんが私の手の甲にキスをして、渋々手を離してくれる

ほんとならこのまま静かに用意をして二度寝の邪魔をせず家を出たいんだけど、それをすることは許されないからなぁと考えながら洗面所へ移動した。

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