甘ったるい彼等②【短編集】(雪男) (ページ4)

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【💛】ケアラーページ4

照 side

〔明日と明後日の午前はオフなのでゆっくりしてください〕と
マネージャーからLINEが届いてホッとする

こんな重かったか？と思いながら玄関扉を開けると、パタパタと奥から駆けてくる音

「おつかれさま…！お風呂入れそう？」

んーんと首を振ると
「わかった！」と俺の荷物を持ってまた駆けて行く

後を追おうと頭では思っているのに、家に着いたことでひどく
安堵してしまい、足に力が入らなくなってくる。

壁に凭れてズルズルと重力に抗うことをやめてしまえば、すぐに身体全体が床に触れた。

せめてベッドまで、、ともがくも
もう身体が言うことを聞いてくれなくて

「ひかるっ！」
『ごめん…ここで、いいから…』

一旦寝かせてとAに伝えたところで記憶が途切れてしまった。

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