64.休みになった話 ページ17
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『っ…なんでぇ…っ……Aもりんとさえとあそびたい…っ』
女の子が、泣いてる。
『…私も頑張らなくちゃ』
少女が、苦しんでる。
『…もっと、もっと頑張らないと……』
私が、私を呪っている。
❁︎
「――し―ん！―としさんッ！糸師さんッ！？大丈夫ですか！？」
「え――……」
先生の大声で意識が現実に引き戻される。
「あ、ご、ごめんなさい…。少しボーッとしてて…」
苦笑を零しながら、先生に謝る。
先生は瞳をまん丸にしながら私の肩に手を置いた。
「ッ…。こんなことは言いたくなかったですが、仕方ありません」
そう前置きした先生に私は「？」と首を傾げる。
「明日からあなたは教室をお休みしてください。反論は許しません」
「え……な、なんで――」
「なぜ…ですか。あなた、気づいてないんですか？」
先生が指さすのは私の右手。もっと細かくすると、人差し指。
「…あ」
先生が私を休みにした理由がようやく分かった。
…私、また怪我したんだ。
絆創膏の張りすぎで気が付かなかったや。
「…と、いうわけで。私がいいというまであなたはここに来ては行けません。分かりましたか？」
「………………はい」
先生の言葉にコクリと頷く。
料理教室をお休みにされたのは悲しいけれど、別にどうってことない。
私は家で練習出来るから。味見役は…最近はしてもらってないけど。
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湊(プロフ) - めんちさん» めんちさん、コメントありがとうございます！私もまだまだですので、一緒に頑張りましょ！💪 (6月26日 20時) (
レス) id: 8e39c25e39 (このIDを非表示/違反報告)
めんち - めっちゃ面白いです！私も夢小説かいてるんですけど国語力なさすぎるので湊様みたいに楽しいお話つくりたいです (6月26日 14時) (レス) id: 05dd0f2a4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊 | 作成日時：2023年6月26日 9時
