62.努力の話・後編 ページ15
❁︎
「不合格」
「え……？」
先生の口から出た、三度目の不合格に困惑を顕にする。
「え、い、いや…今回は味付けも盛り付けも前回より上手くなってますよね…！？」
先生に詰め寄って言葉を浴びせる。先生は首を横に振って、私の作った料理を指さす。
「確かに味付けも盛り付けも前回よりは上手くなっています。しかし、それは�狒芦鵑茲蠅廊瓩任后９膤覆箸聾世┐泙擦鵝�
「は……………………」
「それに、糸師さん。あなた、最近無理をしてませんか？」
先生はそこで言葉を切る。
そして私の手を取って、瞳を鋭くした。
「……絆創膏の量が、前回より増えていますね？家での練習もいいですが、あなたは無理をしすぎです。このままでは、倒れてしまいますよ」
「っ……はい」
先生の注意にコクリと頷く。
先生はもう一度、私の指を痛々しそうに見つめて去っていった。
「…なんで……私は……ッ」
自分を責めるように拳を握りしめる。
中学一年生のころから通っている料理教室。
もう、1年も経ったのに全然、上達してない。
むしろ、前より後退しているかもしれない。
「…もっと、練習しないと……」
それでも止まることは出来ない。
先生には申し訳ないけど、私は私の目的のために頑張らないといけない。
冴と凛に見てもらうために。
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湊(プロフ) - めんちさん» めんちさん、コメントありがとうございます！私もまだまだですので、一緒に頑張りましょ！💪 (6月26日 20時) (
レス) id: 8e39c25e39 (このIDを非表示/違反報告)
めんち - めっちゃ面白いです！私も夢小説かいてるんですけど国語力なさすぎるので湊様みたいに楽しいお話つくりたいです (6月26日 14時) (レス) id: 05dd0f2a4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊 | 作成日時：2023年6月26日 9時
