マフィア72 ページ10
まなほside
私達が別のドアの方向へ移動して何分か経った頃。そのドアは開いた。
開けたのは中也とその後ろを歩いていたであろう太宰。
Qを連れてくるのに成功したのか。
太宰たちが表に出ると、突然中也は何かに捕まり投げつけられた。出来事は一瞬の事で、理解が遅れてしまった。
中也を捕えた何かとは…ラヴクラフトと触手だった。
吹っ飛ばされた中也の上にはわざとらしく太宰が乗り、それに中也が激怒していた。
やめろ太宰さん。たにたにに暗殺されるぞ。
次にラヴクラフトは太宰を襲った。太宰は攻撃をまともにくらい、吹っ飛ばされてしまう。
「おい太宰!」
「うふ…うふふふふ」
「気持ち悪ィな。撲ち所が悪かったか?」
中也さんそれ私も思った。
だが太宰は顔を上げてこう言った。
「あの触手…実に不思議だ。
異能無効化が通じない。」
そう、不思議な事にラヴクラフトは太宰が触れても異能無効化がされなかった。
太宰の異能に例外はない。信じられないが、可能性は1つしかなかった。
「あれは異能じゃないんだ。」
ラヴクラフトは異能者ではないこと。
その正体は分からない。
だが何者かわからない奴を前に、中也と太宰は戦おうとしていた。
あの、懐かしの遣り方で。
作戦暗号『恥と蟇蛙』
ネームセンスないだろ、これつけた奴
なんて言ったら殺されるだろうか。
太宰は笑顔で前に歩き出した。
ラヴクラフトは太宰目掛けて攻撃を放つが、太宰はしゃがみ、それを飛び越えるようにして出てきたのは中也だった。
太宰は囮役だったのだ。
「重力操作」
中也はラヴクラフトの体に多大な重力をかけその場で動けなくした。
「俺の異能は触れたモノの重力を操作する。其の侭朝までへばりついてな」
流石だと感心するしか無かった。一瞬にしてここ迄やるなんて…運動も得意でない私にはできるはずも無い。
私もたにたにも目の前の二人に釘付けになっていた。
「お見事」
「ったく…人を牧羊犬みてぇに顎で使いやがって」
「牧羊犬がいたら使うのだけど居ないから中也で代用するしかなくてね」
「手前…」
また始まった口論。面白いやり取りをしている二人の横では
「フィッツジェラルド君との契約は…果たさねば」
ブツブツと呟きながら
ラヴクラフトが起き上がろうとしていた。
ボカロ(オリ歌みたやハニワ)にツッコむ第2弾→←マフィア71
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カノン - 何回かこの作品を読ませていただいております!とても面白くて気に入ってます!更新頑張って下さい! (1月21日 15時) (レス) id: 4dda08a638 (このIDを非表示/違反報告)
Neon@寝苑(プロフ) - 苺大福(元もやしらす)さん» え… ぃぢめだぉ… (2020年7月5日 10時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(元もやしらす)(プロフ) - Neon@寝苑さん» 今お前追加したわ← (2020年7月5日 10時) (レス) id: fbc064d137 (このIDを非表示/違反報告)
Neon@寝苑(プロフ) - 苺大福(元もやしらす)さん» なんか、勉強めんどくさい、何言われてるか分からない、辞めたい(( ぅちらゎぃっしょぅともだちだょぉ… ぶっちゃけ文章子供っぽい書き方だから書き直したいよね(( てか、LINE既読してくれない?ぃぢめだぉ?← (2020年7月4日 22時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(元もやしらす)(プロフ) - でも、はなれててもぅちらゎずっともだょ…← (2020年7月4日 21時) (レス) id: fbc064d137 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Neon@寝苑☆歌い手好き x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年12月26日 10時