【幽遊白書・遊戯王・弱虫ペダル】鈍感少女が愛される (ページ7)

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第5話後編ページ7

ユキちゃん目線

クラス全員が俺たちを見る。

「アブくんっ、私、ﾀﾋにたい」

いや、お前そー言っといて鼻息荒いんだけど。

「ﾀﾋにたけりゃ、勝手にどうぞ？」

いや、塔一郎毒舌だな！おい！

「おぼっ！？酷うぃー！」

いや、ギャルかよ。ぶりっ子性質交えたギャルか。

って……

「いやいや！そうじゃねぇよ！
塔一郎！た、確かに言い過ぎだろ！
ﾀﾋねはダメだろ！？」

「え？真実を述べたまでだよ？」

た、確かにそうだ……

チラリと紅月を見やると、猪のように頭を振って床をダンダン蹴っていた。

いや、お前何してんだよ！！

塔一郎笑ってっぞ！笑い堪えてんぞ！

「な、なぁ？紅月？」

「フンフンフゥウゥウウウウウウウン！！！！！！！」

馬鹿だろコイツ！！

「くっ、はっ……」

塔一郎堪えてる堪えてる！！
こんな塔一郎初めて見たわ！

てか、とにかく紅月！落ち着け！！

お前今ヤベェから！

「くっは、ふは、はぁっ」

塔一郎も壊れてきた！

「南野ォオオアア！！！」

取り敢えず近くに居た南野を捕まえる。

「A、我を完全に失っているようですね。」

いや、こんな時に冷静に状況説明してんじゃねぇよ！

「アホォオオオオオオオオオオオオオオオオ！！！！！！」

「ごぶぇあああ！！？」

ちょ！何コイツ！！急に俺の腹に頭突きしやがって！！

朝ごはんのポン○リング出るわァア！！

「あははっ！」

ぐぇえ、葦木場ぁ、笑ってねぇで心配くらいしろよぉっ！

「大丈夫ですか！？」

でもその代わりに、南野が心配してくれた。

「南野くんっ…！どきんっ///」

「ユキちゃんがそのセリフ言うと吐き気するよ」

「ユキ、そのセリフやめてくれ、反吐が出る」

いや、急に冷めんなよ！冷や汗出たわ！

てか、今吐き気してんの俺なんだが！

「ん？あれ？何でユキちゃんﾀﾋにかけてるん？」

うそぉおおおおおおお！！！

コイツ記憶飛ばしてやがるよぉおおおお！！！