第2話 ページ3
今日はテスト返却日。
Aがテストの点数を見てみると……
「………ぎゃぶぉほ!!?」
そこには、赤点という名の悪魔が。
「紅月、補習だ」
先生に言われ、肩を落として戻る。
「あ!Aちゃん!どーだった?」
葦木場がエンジェルスマイルで問うも、Aは苦笑いしか出来なかった。
「え、いや……へっ、へへ!
うん!まぁ、いつも通り…やな…」
「顔が引きつってますよ?」
バラの香りに思わず振り向くと、蔵馬こと南野秀一が答案用紙を持って、立っていた。
「あっ!くら……ゲフンゲフン
秀一はどーやったん?」
蔵馬は答案用紙を2人に見せる。
「は………」
「きゅ、98点!?
す、凄いね秀ちゃん!」
葦木場が目を輝かせながら、蔵馬を見る。
「ありがとう
あ、葦木場は?」
蔵馬が葦木場の答案用紙を覗くと、そこには…………
「………………………」
「………………………」
「俺、やばいよぉおおお
そろそろ部活停止なっちゃいそう!」
葦木場が長い脚をバタバタとさせる。
「……おん、私…
く、じゃなかった、秀一に教えてもらおかな……」
Aが蔵馬をチラ見すると、蔵馬が意味深な笑みを浮かべた。
「んー、そうですねぇ
じゃあ、次のテストは90点台かな?」
「ごめん、頼む相手が違った
せやな、次元が違うわ」
「次元?え?秀ちゃんはここに居るよ?」
葦木場が首を傾げる。
「うーん?私には見えないなぁ
おーい!!南野秀一さーん!
カモンプリーズ!!←」
「うるせぇよ!」
「紅月黙れ!」
ついには黒田と先生に注意を受ける始末に………。
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思音(プロフ) - 必要か、不必要か。コメントお願いします! (2019年2月11日 10時) (レス) id: f57493b41f (このIDを非表示/違反報告)
waiwaichika(プロフ) - 面白いです。続きを楽しみにしています。 (2018年12月31日 17時) (レス) id: 901fc2e49a (このIDを非表示/違反報告)
思音(プロフ) - waiwaichikaさん» ありがとうございます!! (2018年12月31日 16時) (レス) id: f57493b41f (このIDを非表示/違反報告)
waiwaichika(プロフ) - 続きを楽しみにしています。 (2018年12月31日 15時) (レス) id: 901fc2e49a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:思音 | 作成日時:2018年12月31日 11時