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50. ページ4

風呂にも十分に浸かり、タオルを頭に巻きドライヤーで乾かさず自然に任せた。



シャンプーの香りが漂う、たなびく髪は未だ少し濡れている。



襖の中には早急にクリーニングに出した蒲団が1つ敷き詰められていた。



普段から太宰が使用しているもので、たった1つしか彼は所持していなかったようだ。



彼からしては実に好都合で、彼女からすれば実に不評な事実である。



『一緒に…寝ろ、と。』



Aは若干引き気味そう呟いた。嫌悪を抱いているのが顔から判る。



一方で太宰は満面の笑みを見せた。大好きな相手と肩を並べて寝る…想像(妄想とも呼べる)するだけで胸が高まる。



彼女は考える。



朝までこうして唸っているよりも、ささっと寝て仕舞えば機嫌良く朝日を拝む事が出来るのではないか、と。



『兄さん、私先寝ます。おやすみなさい。』



1つしかない布団の左半分に体を横にする。太宰のスペースはあと右半分とほんの少しだけ残っていた。



太宰もそれに続いて蒲団に体を埋める。



綺麗になったシーツの感触が足、膝、腹、胸へと徐々に伝ってゆく。



電気を豆電球にする余地もなく急いで消灯し睡眠に時間を費やそう。



計画は勿論失敗する。

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時雨(プロフ) - ネムさん» そう言っていただけてめっちゃめちゃ嬉しいです!!!!!!!!!!!このコメントで私もニコニコしちゃいました。嬉しさいっぱいです、こんなに長いのに読了してくださりありがとうございました! (8月6日 2時) (レス) id: b6f643f10a (このIDを非表示/違反報告)
ネム(プロフ) - あぁもう…だめだ。なんか言葉に詰まってしまいます。完結ありがとうございます。最高でした。 (8月1日 1時) (レス) @page41 id: 41eadc19f5 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - ピポポタマスさん» 遅くなって御免なさい。本作中にとても書けず、おまけという形で書かせて頂きました。甘くねぇな…コーヒーシュガーにもなりきれてません…本当にすいません。書き直しならいつでも致します。(双黒なのに太宰さんしか使っていない…ああああ!!) (2018年3月7日 22時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - きなこもちさん» 有難うございます!満足頂けましたか?とてもの三連続…w次回の作品もいずれ書きますのでその時はよろしくお願いします! (2018年3月4日 19時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - 完結おめでとうございます!とてもとてもとても面白かった…!お疲れ様でした(*´∀`*) (2018年3月4日 19時) (レス) id: 48ae29e69a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年2月14日 12時

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