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Aは銃を構える。其れは獲物を捕らえた供食者の様であり、泣く子も黙らせる様であった。
お互い睨み合いの中、気まずい空気がただ通り過ぎてゆく。
そして時はきた。
「A〜っっ!!」
彼女の名を叫び、駆け足で抱きついてきたのは………予想がつくだろう。
太宰だ。
太宰の異能力、人間失格に寄りAの異能が解ける。元の姿に戻る。
元の可憐な女性の姿へと戻っていった。
『………』
「そんな怖い顔しないでよ。A?」
親しげな姿に中島は先程の緊張が嘘のように解け、へなへなとその場に腰を下ろした。
「A、君から出向いてくれるとは思ってなかったよ〜、会えて嬉しい。」
『気持ち悪いんで離れて下さい。』
「もう、つれないなぁ。」
Aはこの状況を一番恐れていた。苦手とする兄との再会。
兄は私に好意を持っている。この姿を見れば一目瞭然だろう。だが、Aは兄妹愛としか思っていない、鈍感なのだ。
要は彼に会う事により、居場所が推測されてしまう。彼は頭が良いから。迷惑をかけてしまう。
「で、どうするんです?えーと、」
「ん?A?持って帰るよ。」
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chiyo(プロフ) - 見てください!!お気に入り登録者数が777(トリプルセブン)ですよ! 作者さん!明日の金運に期待できますよ! (2019年1月7日 23時) (レス) id: cf9c619e41 (このIDを非表示/違反報告)
雨音きこ(プロフ) - 時雨さん» うまかったッス。 (2018年2月13日 20時) (レス) id: 8cbcf612bf (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 雨音きこさん» んだとこの野郎。羨ましい奴め。 (2018年2月13日 20時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
雨音きこ(プロフ) - 時雨さん» こないだ食べた((ドヤァ (2018年2月13日 20時) (レス) id: 8cbcf612bf (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 雨音きこさん» 蟹、蟹、蟹〜♪蟹食べたい。 (2018年2月13日 19時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年2月4日 1時