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「乱歩さん、お願いしてるンだから応えてやってもいいンじゃないかい?」
「ん、与謝野さん。」
与謝野さんと呼ばれた短めの髪の女性は異能力者のなかでは極めて稀な治癒系の異能力。
だが、便利な異能力には必ずデメリットがある。
彼女は半殺しの外傷を綺麗さっぱり治すことが出来る。なので、かすり傷程度ではまず半殺しにしなくてはならない。
因みに彼女の戦闘時の武器は鉈である。
「だってェ。」
「じゃあ、こうしようじゃないか。‥新しく出来た和菓子店に今度連れて行ってあげるよ、妄の奢りでね。どうだい?」
「悪くない!5点!」
江戸川は机にぐしゃぐしゃになって放置されていた地図と赤ペンを手に取り大きく丸をつけた。
汚い字で‘太宰へ’と書いたメモ帳を国木田に手渡し与謝野の後を小鳥の様についていった。
「それじゃ、頑張るンだよ。」
与謝野は国木田と中島に手を振り、探偵社のドアを開いた。
「おい起きろ、唐変木。」
死んだ様に寝ていた太宰を叩き起こして江戸川からもらったメモ帳の一片を手渡した。
「ん?‥乱歩さんから?どれどれ………」
太宰はゴミ箱にそれを捨てた。
「貴様、態度が悪いにも程があるぞ!‥」
「国木田君、私もその組織を潰しに行きたい。」
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chiyo(プロフ) - 見てください!!お気に入り登録者数が777(トリプルセブン)ですよ! 作者さん!明日の金運に期待できますよ! (2019年1月7日 23時) (レス) id: cf9c619e41 (このIDを非表示/違反報告)
雨音きこ(プロフ) - 時雨さん» うまかったッス。 (2018年2月13日 20時) (レス) id: 8cbcf612bf (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 雨音きこさん» んだとこの野郎。羨ましい奴め。 (2018年2月13日 20時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
雨音きこ(プロフ) - 時雨さん» こないだ食べた((ドヤァ (2018年2月13日 20時) (レス) id: 8cbcf612bf (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 雨音きこさん» 蟹、蟹、蟹〜♪蟹食べたい。 (2018年2月13日 19時) (レス) id: 23b0d452e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年2月4日 1時