1 夏休みも大波乱!? ページ2
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私、春内ゆず。中学一年生だよ。
青星学園っていう、ちょっと良いとこの私立学校に通ってるんだ!
目標は、目立たず平穏、平凡に生きること。
……実は、私には一つ、秘密がある。
小学生の時、そのことで虐 められてたんだよね。だから中学校では絶対!平穏に生きていこうって決めた_____んだけど……。
平穏に生きていくって、すごく難しいことなんだって……最近思い知ったのだ。
青星学園は、夏休み真っ最中!
お父さんとお母さんと海に行ったり、ゆっくり本を読んだり。
……これで、一緒に遊ぶ友達がいたら、最高だったのになあ。
悲しいことに私、まだクラスに「友達」って呼べる子、居ないんだよね。入学してから四ヶ月も経つのにだよ!?
理由は色々あるんだけど……。で、でも、諦めないんだから!
(二学期には、絶対友達を作る!)
そんな決意を固めつつ。平和な夏休みも、もうあとちょっと、っていうところ。
その日、私は一人で駅裏に来ていた。大きな郵便局があって、お母さんにお使いを頼まれたんだ。
この辺りって、ビジネスビルやファッションビルが建ってて、すごく賑やかなんだよ。
お使いが終わって、大きなビジネスビルの前を通りかかったとき。
「_____春内さん?」
後ろから、女の子の声。っていうか、この声って!?
(めちゃくちゃ聞き覚えあるんですけど!)
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作者名:さいだー | 作成日時:2019年11月15日 23時