何でも屋。【名探偵コナン】 (ページ7)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:743 hit

７：偽りページ7

待ち合わせは駅前

俺の車で遊園地まで行くことになっている

近くの駐車場に車を停め改札口で常盤を待っていると肩をとんとんっと叩かれた

「やっぱり、安室さんだ！」

「これはこれは蘭さんに園子さん

お2人でどこか行かれるんですか？

今日はコナン君は居ないようですが、、」

「アフタヌーンティーを食べに行くところだったんですけど

コナン君またいつもみたいにどこか行っちゃって……

さっきメールで博士の家で皆で集まることになったからって

結局行かないみたいです」

「あのガキンチョ探すだけ探させといて……

今度会ったらガツンと言ってやるんだから！！

安室さんはここで何してるんですかー？」

「僕は人を待っていてそろそろ来ると思うんですけど……」

ポアロでの様子からして彼女は5分前行動等は無く時間ぴったりに来るだろう

『ごめんなさい、準備に時間がかかっちゃって……』

以前会った2回とは同一人物とは思えない話し方や仕草

白髪も黒髪になっていた

「大丈夫だよ

僕が少し早く着きすぎたんだ」

『それなら良かったわ……

そちらの方は？』

「毛利蘭さんと鈴木園子さん

ポアロの常連客だよ

じゃあアフタヌーンティー楽しんでくださいね

行こうか、A」

『ええ』

ちゃんと彼女に見えたのか2人は女子高生らしくきゃあきゃあと興奮していた

車に乗って少し走ると常盤はいいねぇ、女子高生と呟いた

「どうしたんだ、その頭」

『その言い方だと頭がおかしくなった人みたいに聞こえるよ

白髪だと目立つから黒髪ウィッグを着けたんだ

それよりもさっきの私の演技

良かっただろう？』

「あれくらいやってもらわないと困ります」

皮肉も込めてにっこりとそう言う

『君の安室透モードはいつ見ても気持ち悪い』

「俺のどこが気持ち悪いって言うんだ」

『自分を偽ってる姿程気持ち悪いものは無いよ

ま、私達は職業柄仕方ないけどね』

「君と同じにしないでくれ」

『酷いなぁ』

彼女の表情が一瞬暗くなったのは見ていなかったことにしよう＿＿＿