何でも屋。【名探偵コナン】 (ページ4)

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４：ルールページ4

「風見、帰っていいぞ」

「…？分かりました」

風見を帰すと常盤と向き合って座る

本人はうっすらと笑みを浮かべてこちらを見ている

『じゃあ改めて

今回は私立探偵様不倫調査のための恋人役をして欲しい

という依頼で大丈夫かな』

「あぁ

まさか君だったとは…」

『私は知っていたけどね

まさかこんな早く再開するとは思っても見なかったけど

降谷さんは相手が私だって知らなかったんだ』

「降谷さん？

僕は安室です

風見から聞き間違えましたか？」

『いいや間違ってないよ』

そう言って常盤は元々組んでいた足を組みかえた

「……君はどこまで知っている」

『そんなの全部だよ、全部。

情報屋も兼ねていると言っただろう？

依頼相手のことを調べるなんて基本だよ

私に依頼するにあたっての簡単なルールを説明しよう

1つ、依頼内容で不可能なのは「死ぬこと」と「私が法に触れること」

2つ、やり方や報酬への文句は一切受け付けない

3つ、情報源や協力者または私個人のことを聞かれた場合私のことを何一つ言わないこと

1つでも破ったら私はすぐにわかるからこれだけは絶対守ってね

で、話は戻るけど私は依頼相手を調べる

理由は簡単、依頼人が誰かによって私が法に触れるか触れないか等に関わってくるから

例えばよくある話だけど私に荷物をある人のところまで運んで欲しいと依頼が来たとしよう

中身が贈り物だとなんの問題もないが薬＿物であれば私は運び屋として捕まってしまう

だから君のことも調べたよ

簡単に言ってあげよう

降谷零

29歳

公安警察の潜入捜査官

これが君の本当の姿

次に安室透

喫茶ポアロでアルバイトしながら私立探偵

毛利小五郎の弟子

そしてバーボン

黒の組織のメンバー

公安からの諜報員

安心してよ

他言することは無いから』

「＿僕のことを調べるように依頼されたら？」

『さぁ、それは分からないね』

言い終わったところで向かいに座る彼女と睨み合う

常盤は余裕そうに笑みを浮かべているのが腹が立ってくる

正直組織のことまでバレているのは驚いた

組織にこのことがバレたら彼女は間違いなく消されてしまうだろう

『そんな怖い顔しないでよ』

「こんな顔にさせたのは誰だろうな」