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18:猫 ページ18

降谷side




『今ってどこに向かっているの?』




「依頼人の家だ




もう一度容姿以外も教えて貰うように頼んでみる




これが探している猫だ」




運転しながら手渡した写真には綺麗な白猫が写っている




「今日一日探しているが見つけられないんだ」




『さっき情報が欲しくて……みたいに言ってたけど




情報って何日か調べて得るものだからね?』




「そこはなんとかしろ」




『暴君




あ、そこ次右ね』




「こっちは依頼人の家じゃないが……




まさかどこにいるのか知ってるのか?」




『うん』









常盤の案内で辿り着いたのは年季が入っていそうなアパートだった




アパートの周りには数匹猫が彷徨いている




『住んでるアパート




よく猫が集まってくるんだけどその中にその猫も居たんだよね』




「今は居ないな」




『そろそろ来ると思うよ』




常盤の周りにはどんどん猫が集まってきて甘えている猫もいた




「猫に好かれてるんだな」




『私も猫好きだしね




おやつとかもあげてるからじゃないかな







……あ』




常盤の視線を辿ると探している白猫が居た




「居た!!」




思わず大声で言ってしまうと脱兎のごとく逃げていく




「待て!!」




『そんな大声出したら逃げるに決まってるよ』




馬鹿なの?と並んで走り出す常盤に馬鹿で悪かったなと返した




『君はそこに居て、また逃げ出されたらかなわないから』




仕方ないから待っていると10分ほどして猫を抱えて帰ってきた




ビショビショで




「……大丈夫か?」




『君の大声に驚いてパニックになってそのまま川に飛び込んだんだよ




水に落ちる前に捕まえて猫に怪我はないから安心して』




「君がそんなずぶ濡れで安心出来るわけないだろう!




君に怪我は無いのか!?」




『……え、心配してくれるんだ




軽く手を捻っただけだから大丈夫




家そこだしすぐ着替えれるからね』




俺に猫を押し付けるとそのままアパート2階にある家に入っていった




ガチャっ!!




常盤はご丁寧に下まで聞こえるほど大きな音を立てて鍵を閉めた

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ちろる | 作成日時:2023年8月13日 1時

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