何でも屋。【名探偵コナン】 (ページ11)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:746 hit

１１：バレページ11

「あ〜！この間安室さんの車に乗ってたおねーさんだ！」

『え？』

花屋のバイト中小学生くらいの女の子にそう声をかけられた

『人違いじゃないかな』

「ううん！

白い髪の人なんておねーさん以外見たことないもん！」

帰るまでウィッグを外さなければよかったと後悔した

「安室さんのお友達？」

『あーうん

お友達だよ

お嬢さん、お母さんと一緒じゃないのかい？』

「おつかいしにきたの

そうだ！

このあとね、皆でポアロに行ってお昼ご飯を食べるんだけどおねーさんも来ようよ！

ポアロで待ってるね！」

『え、ちょっと』

常盤の返事など聞く耳も持たず花束を抱えて走っていってしまった

シフト終わりは12時

全然行ける時間だけど正直面倒臭いし

依頼後に元依頼人に会うのはあまり好きではない

だけど顔もバイト先も知られているということは今日行かなかったらあの女の子は絶対後日文句のひとつでも言いに来るだろうと察する

『面倒臭いなぁ、もう』

「今日もモテモテだねぇAちゃん！

行ってやりなよ、今日はもう上がっていいからさ！」

『いやぁ……やめてくださいよ、田村さん……』

◇

カランカラン＿＿

「おや、今日は皆さんで昼食ですか」

「はい、大人数ですみません……」

「大丈夫ですよ

今日はお客さんも少ないですし」

昼時

蘭さん、園子さん、コナン君

そして少年探偵団の子供たち3人がポアロにやってきた

園子さんはテーブル席に子供たちを押し込むと蘭さんの手を引いて目の前のカウンター席に座る

……嫌な予感

「さぁ、安室さん！！！

この間の日曜日の女性、誰なの！！」

「園子〜…」

「困りましたね、、、」

常盤に説明されたルールの3つ目

情報源や協力者、または常盤個人のことを聞かれた場合常盤のことを何一つ言わないこと

言ってしまうとこれに違反することになるのではないか……

曖昧にはぐらかしていると園子さんは手を組んで目を輝かせた

「やっぱりあの女性は安室さんの恋人なのね……！

園子様の目は誤魔化せないわよ！」

ややこしい事になってしまった、、、