出会い ページ10
光啓サイド))
光啓「じゃあ、行こっか。…て、言いたいところなんだけども、そろそろ夜ご飯の時間だから一緒によるご飯食べね?」
『あ、うん。いいよ。』
光啓「決まりー!なにか食べたいものは?」
『うーんとね、鍋は?…どうかな?』
光啓「いいね、それ!じゃあ駅まで歩こ?」
『うん。』
そうして、俺たちは駅に向かって歩き出した。
《ポツ…ポツ、ポツ、ポツポツザァーー……》
歩き出してから数分後、いきなり凄い勢いで雨が降ってきた。
光啓「え、やばくね?俺今傘もってねーよ(笑)」
『私だって持ってないーー!』
光啓「とにかく走るぞ!優梨!!」
『ちょっ、まってよー』( ˘•ω•˘ ).。oஇ
しばらく走ってようやく駅に着いたが、二人とも雨で着ていた服がビショビショだ(笑)
光啓「……」
『……』
光啓「これじゃ、店入れねーな」
『そ〜だね…。』
『あ、じゃあ、私の家で鍋する?』
(は?こいつ、初めてあった男を家にあげるとか大丈夫なのか?)
優梨のあまりの無防備さに俺は少し呆れた(笑)
(俺だって男だから襲っちまったらヤベーから今度にしてもらおうかな)
光啓「そんな、優梨にわるいから。大丈夫だって。鍋は今度にしよーぜ。相談なら今日帰ってから電話でもしてやるよ。あ、俺お前の連絡先知らねーわ(笑)」
『そう?まあ、みつくんがそう言うなら、今度ね。連絡先、交換しよっか?』
俺達は連絡先を交換した。
光啓「じゃあ、この雨のなか歩くのもなんだし、俺この駅の近くに車止めてあるから送ってくよ。」
『え、そんな、みつくんに悪いよ。』
光啓「遠慮するなって、すぐ戻ってくるから、ここで待ってて。」
そう言って俺は車を取りに行った。
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作者名:日高 奏 | 作成日時:2016年10月14日 0時