推しに嫌われている件について 2【呪術廻戦】

89話 ページ43

恵は私を慰めてくれたあと、任務だと言って帰って行った。

A｢優しいな…｣

｢俺は善人じゃねぇ｣ってよく言うけど…

恵はなんだかんだ言って人を助けてくれる優しい人だよ。

だから津美紀さんみたいな美人で優しい人に惹かれるんだよね…？

恵には隠さないと…

谷口さんのことは。

さて、早く洗濯物干さないと…
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ｶﾞﾁｬ

母｢たっだいま〜！｣

お母さんが帰ってきた！

A｢おかえり！お母さ…

ん！？｣

お母さんの隣にいたのは…



｢やぁA｣



A｢す、傑くん！？｣

な、なんで傑くんがお母さんと一緒にいるの！？

母｢帰り道にバッタリと会ったのよ〜｣

A｢そ、そそそ、そうなんだ…｣

なんで今日に限って会うのよ…

夏油｢丁度出張が終わったところだったんだよ｣

A｢お、お疲れ様です､､､｣

もうなんで今日に限ってこんなに高専の人たちがくるのよ…

母｢ねぇ良かったら一緒にご飯食べない？｣

A｢ちょっ！？お母さん！？｣

夏油｢いいんですか？じゃあお言葉に甘えて｣ﾆｺｯ

甘えるな！！

もうなんでこんなことに…

母｢傑く〜ん？ご飯できるまでAの部屋にいてね〜｣

はい？

夏油｢分かりました｣

分かるなよ！！

A｢ちょっ！？ま、待って｣

夏油｢さぁA行こうか｣

傑くんは私の話なんて無視して部屋まで押してきた。

拒否権とは…！？
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ｶﾞﾁｬ

『…』

終始無言！

何この時間！！

夏油｢…聞いてもいいかい？｣

A｢え、な、何を？｣

もしかして傑くん知ってるの？

そんなわけないよね？

だって出張中だったもんね？

夏油｢ちゃんと知ってるよ｣

A｢え、何が？｣

夏油｢さっきから声に出てたよ｣

A｢あ、｣

思ったことを口に出さないようにしないと…

気をつけよう

夏油｢で？何があったんだい？

悟と揉めて高専を出ていくなんて君らしくないじゃないか｣

A｢…そ、それは｣

夏油｢君の相談相手に私は向かないのかな？｣

A｢そんなことない！｣

あ、

夏油｢なら話してほしいな？君のことを助けたいんだ。

君が私を助けてくれたように、ね？｣

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

頭を優しく撫でながら微笑む傑くん。

優しいな

A｢ありがとう傑くん…

あのね？｣

私は谷口さんに騙されていたこと。

恵に逆恨みした谷口さんが恵に仕返しするために私に告白付き合ったことも…

私が遊ばれたということを…

夏油｢そうか…つらかったね。よしよし。

おいで｣

傑くんは優しく抱きしめて背中をポンポン、と叩いてくれた。

夏油｢(あの猿殺す…)｣

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