69話 ページ23
A「じゃあね!」
「お兄ちゃん!お姉ちゃん!
ありがとう!」
虎杖「またな!!」
家に送り届けて男の子とさよならした後、男の子は私たちの姿が見えなくなるまでずっと手を振ってくれた。
かわいいなもう!!
虎杖「いやー大変だったなー」
A「お疲れ様。そういえば悠二くん。
手。大丈夫なの?壁殴ったのに怪我しなかった?」
虎杖「おう!平気だ…
って…なんで知ってんの?」
あ、
A「やっば、、、
ま、いっか。
気味悪がらないでね?」
私は悠二くんに手の甲を見せた。
悠二くんはよく分からないといった顔で私の手の甲を見た。
ギョロ
虎杖「うぉ!」
私の手の甲に人の目玉が現れたから悠二くんは驚いた。
虎杖「すげぇ、、、
なにこれ本物の目?」
A「うん。私の術式ね、妖化術っていって、妖怪の力を使って呪霊と戦うんだ。
それでこれはその技のひとつ。
【妖化術
っていう腕に百もの目玉を持った女妖怪の力なんだけど、この力を使えば御札を貼ったところに目をつけることが出来るの。
この目は私と視覚を共有してるんだ。」
この技は呪力をほとんど使わないからいいんだよね〜
虎杖「へぇー!すげぇな!!Aの技!」
A「でしょ?だからね…」
ペリッ
悠二くんの制服から私がつけた御札を剥がした。
A「この御札を通して悠二くんたちのこと見てたんだ♪」
虎杖「へ!?いつの間に!?」
と、悠二くんは予想通りに驚いてくれた。
ふふっ
かわいいな
A「でもちょっと気味悪いよね…」
そう。この技は他人からしたらほんとに気味が悪いのだ。
虎杖「そうか?
だってさ
おーい宿儺」
ギョロ
悠二くんが宿儺を呼ぶと、宿儺は悠二くんの目元から目と口を出した。
宿儺「なんだ小僧。いちいち呼ぶな」
呼ばれたら律儀に出てくれるんだ。
虎杖「な?俺だって手とか目元に宿儺の目とか口とか出るんだぜ?w
だから気にすることねぇって!」
と、笑ってくれた。
虎杖「早く伏黒たちのとこ行こーぜ!」
と!歩き始める悠二くん。
ほんとに
君は…
太陽みたいな人だな…
なんでこんなに優しい人が…
宿儺の器なんだろ…?
あ!
そうだ!
A「悠二くん!」
虎杖「ん?」
私は自分の目元に術式を使って目を出した。
A「見て見て!おそろい!
これなら悠二くんだけ"気味悪い"なんて言われないでしょ?w」
虎杖「…プッ!アハハ!!www
確かにw
Aと俺!おそろいだな!」
よかった…
笑ってくれた。
少しでもいいから
悠二くん心の支えになりたいな…
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歌唄(プロフ) - とても嬉しい感想ありがとうございます!引き続きお楽しみください! (3月15日 7時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - まだ読んでる途中ですが昨日からハマってずーっと読みまくり73話まで来たのですが主人公の子と世界で一番と二番気にしてるところが全く同じ過ぎて更にお話に入り込みやすいです!笑😢引き続き楽しく読まさせてもらいます🥹💗 (3月15日 1時) (レス) @page27 id: 0539db3d38 (このIDを非表示/違反報告)
歌唄(プロフ) - snowwhite12firsさん» 読んで下さりありがとうございます!さぁ?それはどうでしょ?ご想像にお任せします^^ (11月10日 6時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
歌唄(プロフ) - r_inaaa6さん» ありがとうございます!! (11月10日 6時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
snowwhite12firs(プロフ) - 更新、有難うございます。谷口をボコったのは五条先生ですか?それなら嬉しいんです‼️ (11月10日 1時) (レス) @page46 id: 9edbfa47f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:歌唄 | 作成日時:2023年10月17日 10時