65話 秘匿死刑 ページ19
Noside
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「おはよう」
虎杖「...」
「今の君は、どっちなのかな」
目が覚めた虎杖はボケっとした顔で、あんた、確か...と言った。
五条「五条悟。呪術高専で1年を担当してる」
虎杖「呪術...? ───先輩、
....A!?伏黒は!? あ?!」
五条と名乗った男から聞かれた呪術という言葉に、虎杖の意識が戻っていく。
手首に違和感を感じた虎杖は、手元を見た。
腕は大きな縄に縛られ、よく見れば、周りにも御札のようなものが貼られている。
虎杖は周りの光の眩しさに目を細めた。
五条「他人の心配してる場合じゃないよ、虎杖悠仁。
君の、秘匿死刑が決定した」
と、五条は先程あったことを虎杖に話した。
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五条「てな訳で改めて、君、死刑ね」
虎杖「回想と展開があってねぇんだけど」
五条「いやいや、頑張ったんだよ?
死刑は死刑でも、執行猶予が付いた」
虎杖「...今すぐじゃないって事か」
五条「そ、1から説明するね。」
五条は宿儺の指を取り出し、一通りの説明をする。
五条「君が死ねば、中の呪いも死ぬ。
うちの老人どもは臆病でね、今すぐ君を殺せと囃し立てる。
でも今後器が現れるなんて保証はない。
だからこう提言した」
五条「"どうせなら、宿儺の指全部取り込ませてから殺せばいい"
上は了承したよ。
今君には、2つの選択肢がある。
今すぐ死ぬか、全ての宿儺を見つけ出し、取り込んでから死ぬか」
虎杖「ッッ...!!」
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Aside
A「ん、んん、、、」
目が覚めると高専の医務室のベッドにいた。
家入「ん。目覚めたんだ。
首、大丈夫か?」
硝子さんがベッドの横にあるパイプ椅子に座ってカルテを見ていた。
A「あ、ありがとうございます、、、」
家入「ん。痣の後残んなくて良かったよ」
と、ソッと私の首元を触った。
家入「ここだけの話だがな」
と、いきなりコソコソ話をし始めた。
家入「五条の奴がな…
君の首に痣が残ると思って…
焦りながら君をここまで運んできてたよ」
伏黒から君をかっさらってねw
と、硝子さんが笑って医務室を去った。
私は頭から布団を被った。
A「せ、先生、、、が?」
あんなに私の事冷たくあしらっていた五条先生が、、、?
心配してくれたってこと…?
そんな訳ない
先生としてだよね?
でも…
先生としてでもいい…!
嬉しいな…
五条先生。
A「ありがとう///」ボソッ
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歌唄(プロフ) - とても嬉しい感想ありがとうございます!引き続きお楽しみください! (3月15日 7時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - まだ読んでる途中ですが昨日からハマってずーっと読みまくり73話まで来たのですが主人公の子と世界で一番と二番気にしてるところが全く同じ過ぎて更にお話に入り込みやすいです!笑😢引き続き楽しく読まさせてもらいます🥹💗 (3月15日 1時) (レス) @page27 id: 0539db3d38 (このIDを非表示/違反報告)
歌唄(プロフ) - snowwhite12firsさん» 読んで下さりありがとうございます!さぁ?それはどうでしょ?ご想像にお任せします^^ (11月10日 6時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
歌唄(プロフ) - r_inaaa6さん» ありがとうございます!! (11月10日 6時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
snowwhite12firs(プロフ) - 更新、有難うございます。谷口をボコったのは五条先生ですか?それなら嬉しいんです‼️ (11月10日 1時) (レス) @page46 id: 9edbfa47f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:歌唄 | 作成日時:2023年10月17日 10時