推しに嫌われている件について 2【呪術廻戦】

63話　五条vs宿儺 ページ17

恵「なっ！？

五条先生！！どうしてここに！！！」


五条先生は、やっ、と手を出し、片手に紙袋を下げて言った。

五条「来る気無かったんだけどさ、さすがに特級呪物が行方不明となると上が五月蝿くてね。


観光がてら、馳せ参じたってわけ。

ていうかボロボロだね、2年のみんなに見せよっと♪」

とパシャパシャと写真を撮る先生。

わーお

私は眼中にないですかそうですか！！

別に悲しくないもん！！←ヤケクソ

五条「ふ〜。

で、見つかった？」


恵「...」

虎杖「あのー...ごめん俺、それ食べちゃった」







.








五条「...マジ？」


恵・A『マジ』


_____________________
五条先生はスタスタと悠二くんに歩み寄り、探るように見回す…

はずだった。

ｸﾞｲｯ

A｢ｸﾞｴｯ､､､！」

首絞まる首絞まる！！

なぜか五条先生は悠二くんから私を剥がした。

しかも襟を掴んでくるなんて…


死ぬって！！


そして剥がした後探るように見回した。

A｢く、苦しかった､､､」

恵「だ、大丈夫か…？」

なんなの…！？

今日って首を絞められる日！？

五条「んー...?

ホントだ混じってるよ。ウケる」




五条「体に異常は?」

虎杖「特に...」


五条「宿儺と変われるかい？」


虎杖「スクナ？」



五条「君が食った呪いだよ」


虎杖「あぁうん、多分出来ると思うけど」



五条「じゃあ10秒だ。10秒たったら戻っておいで」





そう言ってグッグッと準備運動をする五条先生に、悠仁くんはでも...と呟いた。









五条「大丈夫。僕最強だから」

ﾎﾟｲｯ


五条「恵、これ持ってて」



五条先生は持っていた紙袋を投げ渡し、恵はそれを受け取る。

恵「...これは？」

五条「喜久福」

恵「(この人土産買ってから来やがった！人が死にかけてる時に...!!)」


五条「土産じゃない。僕が帰りの新幹線で食べるんだ」



いきなり五条先生の前に影ができる。

宿儺は腕を振り上げたが、五条先生はそれを見ずに交わす。


五条「生徒の前なんでねぇ、カッコつけさせて貰うよ」

宿儺「!!」


素早く宿儺の背後を取り、その首に拳を向けた。

バキッと骨がなり、そのまま腕を掴んで宿儺を投げる。






宿儺「(恐ろしく速い...?違うな、)」






起き上がった宿儺は口に笑みを浮かべる。

ｼｭﾝ

いきなり宿儺が消えた…！

と思ったら

ｸﾞｯ

A｢なっ…！？」

私の顎を後ろから掴んできた。

恵「Aｯ！！」

ｶﾞﾝｯ

恵が叫んだのと同時に五条先生が宿儺を殴り飛ばした。

五条「僕の生徒に










気安く触れないでくれる？」

64話→←62話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す