推しに嫌われている件について 2【呪術廻戦】

60話 ページ14

悠二くんはさっき襲われた彼女を抱いて持ち上げると

彼女のスカートから先程の指が落ちる。


悠二くんはそれを寸前で拾った。

虎杖「これか？」

恵「あぁ。特級呪物、両面宿儺。その一部だ」

A「やっぱりちょっと気味が悪い､､､」ﾎﾞｿｯ

虎杖「りょうめ...?」

恵「言ってもわかんねぇだろ。危ねぇからさっさと渡せ」

虎杖「ハイハイ、」

ぐにぃ

天井から、まだ消しされなかった呪いが手を伸ばす。


恵「逃げろ！！！」






恵の言葉を聞いて、悠二くんと私は振り返った。


でも…

遅かった。



恵の姿は見えず、瓦礫が落ちていくのだけが見えた。

やばい…
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煙がはれ、暗闇の中でも辺りが見えるようになった。


恵は大きな呪いに身体を捕まれている。

A｢恵！！」

恵「ｯ...【鵺】！！！」

恵は術式を発動させた。

しかし、呪霊は恵の体を投げつけ、恵はぶつかった衝撃で血反吐を吐いた。


2匹の玉犬も、溶けるように消えた。

虎杖「俺はどうすれば､､､」

と切羽詰まった顔で悠二くんは恵を見ている。

A「恵ｯ！！」

でも私はそんなことよりも恵の方が心配だったから恵のほうに向かって走った。

A「恵ｯ！大丈夫！？動ける！？」

恵｢A､､､早く、虎杖を連れて逃げろ､､､」

A「っ〜！！バカｯ！！

逃げるわけないでしょ！？

恵は…


恵は！

私の大事な人なんだから！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

恵｢A…」

なんて話していると

悠仁くんが飛び降り、呪霊を殴りつけた。

A「凄い…」

恵「(なんつー馬鹿力...!!)」

虎杖「大丈夫か！？」

恵「逃げろっつったろ」



虎杖「今帰ったら夢見悪ぃんだよ。それにな、


こっちもこっちで、めんどくせえ呪いがかかってんだわ」

「オォォォオオオオオ！！！！！」

悠仁くんは飛びかかってきた呪いを飛び避け、素早く蹴りを入れた。

なんつー運動神経の良さだ…

でも

恵「(駄目だ、いくらお前が強くても...!!)」

ｺﾞｼｨｲ

虎杖「ｯｯ！！！」

恵「呪いは呪いでしか払えない」

虎杖「早く言ってくんない？｣

悠仁くんは頭から血を流しながら言った。

A｢悠二くん…！ち、血が…」

虎杖「ヘーキヘーキ」

なんて言ってる場合じゃ無い


本当にやばい

ここでこいつを祓わないと…

A「下がってて」

私が








こいつを止める！！

A｢【妖化術 松明丸(たいまつまる)！！】｣

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