推しに嫌われている件について 2【呪術廻戦】

59話 ページ13

Aside

恵を追って4階まで行くと、襲ってくる呪いを玉犬が食べていた。

さっきよりも、呪いの数が絶対に増えているな､､､

恵｢A。いたのか」

A「"いたのか"じゃないわよ！！

普通私を置いていく？」

恵「悪い。急ぐぞ」

A｢はいはい！」

廊下を曲がると大きな呪霊が2人の生徒を掴んでいた。


恵「(呪物ごと取り込むつもりか！！)」


恵はどうにか攻撃しようとするが、生徒の体はどんどん取り込まれていく。

恵「おい！A！お前の術式でどうにかできねぇか！？」

A「鎌鼬じゃ無理！生徒を避けることはできても…

威力が弱まっちゃうから呪霊に攻撃できない！！」

生徒を助けることばかりに集中するとその分攻撃の際弱くなってしまうのだ。

どうする…！？


恵「(間に合わねぇ！！！)」








ﾊﾞﾘｲｲｲｲｲﾝ!!!!


A｢い、虎杖さん…！？」


恵「虎杖!?


ここ4階だぞ！？」


悠二くんは窓の枠を持ち体勢を変え、素早く呪霊に蹴りを入れた。

そのまま2人の生徒を引き上げる。


やっぱり…

そう簡単に原作は変えれないか…


虎杖「これが呪い？思ってたのと違うな」





「な ンじ ですかぁ」



恵は呪力を飛ばし、呪霊をはじき飛ばした。


玉犬が、散らばった呪いに喰らいついた。


恵「(ひとまず終わったな...。)」


恵は安堵の息を漏らし、虎杖によくやった、と声をかけた。


虎杖「なんで偉そうなの?



因みにあっちで呪いバクバクくってんのは？」


恵「俺の式神だ。見えてんだな」


悠二くんは首を傾げる。

やだかわいい！

恵「呪いってのは普通見えねえんだよ。


死に際とかこういう特殊な場面では別だけどな」




虎杖「あー、確かに今まで幽霊とか見たことないしな」

恵「お前、怖くないんだな。｣

虎杖「まぁ、怖かったけどさ。

知ってた?人ってマジで死ぬんだよ。



だったら、俺の知ってる人くらいは正しく死んで欲しいと思うんだ。


まぁ自分でもよくわからん」

A「虎杖さん？怪我してませんか？」

虎杖｢おう！大丈夫！え、っと、Aだっけ…？なんで敬語で話すの？

伏黒もタメで話してるからタメでいーよ！気軽に悠二って呼んで！」

A｢ゆ、悠二くん…？」

虎杖「おう！」

はい！呪術廻戦の主人公から下の名前呼び許可貰いましたー！！！


ヒャッホォ！！

ﾄﾞｽｯ

A｢痛っ！？」

恵につむじをチョップされた。

恵｢集中しろ」

A「はい､､､」

めっちゃ不機嫌ｯ！！

虎杖「うっわ痛そう､､､大丈夫か？

伏黒〜流石に女子には手あげるなよ」

恵｢ﾁｯ!(誰のせいだよ！！)」

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