30話 ページ32
え、なんで…?
私服にサングラスをかけた五条さんが教室に入ってきた。
なんで?
なんで学校に来たの?
もしかして授業参観あるって知ってたの!?
いやそれよりも…
どうしよう…
すごい嬉しい…
「え、あの人もしかして神代さんの知り合い!?」ボソッ
「そんな訳ないでしょwwwあの陰キャだよ」ボソッ
クスクス
聞こえてるつっーの
私は普段学校では本を読んでいるか、恵くんといるくらいだ。
だから女子には陰キャの癖に…ってよく言われてんのよね〜
知るかよ!!
ほんとめんどくさい…
別に私は恵くんのことなんとも思ってないのに…
ポンッ
ビクッ!
五条「知り合いじゃないよ。」
五条さんが教室の後ろにいると思ったら、いつの間にか私の席まで来ていて肩を叩いてきた。
五条「Aは僕の大事な子だけど…なにか文句ある?」
と、さっきまで私に陰口を言ってた女子に言ってくれた。
五条さん…
好き!!!
とりあえず結婚して!?
A「ご、五条さん…!」
五条「僕が来たんだから頑張ってよね」
と、そのまま後ろに戻ってしまった。
私が振り向くと手を振ってくれた。
どうしよう…
授業どころじゃないよ…
ニヤケてしまう…
でもほんとに
ウルッ
A「嬉しい…」ボソッ
ありがとう。
五条さん…
_____________________
キーンコーンカーンコーン
「はい。今日はここまで。
親御さんたちも今日はありがとうございました。」
と、礼をして、今日の授業は終わった。
私も急いで片付けないと…
キャッキャッキャッ‼︎
はぁ〜
後ろを見なくてもわかる…
どうせ五条さんの周りに女子が集まってんでしょ…
分かってるつっーの
「お兄さんって彼女いるんですか?」
「かっこいいですね!モデルやってるんですか?」
五条「…」
うわぁー
まさかの無視して帰ったよ
五条さんも強いな
_____________________
私も急いで帰ろうと校門まで走っていると…
A「え、」
五条さんが校門で待っていた。
なんで??
とりあえず行かないと…!
A「あ、あの!五条さん…」
五条「…」
私が向かうと五条さんはすぐに歩き始めた。
ッ…
やっぱり五条さんは私のこと…
五条「早くしてよ」
A「え、」
五条「おいていくよ」
A「え、あ、
ま、待ってください!い、行きます!」
なんだかんだ言って五条さんは私が来るまで待ってくれた。
歩くときも、普段だったらもっと早く歩くのに…
私に合わせて歩いてくれてるなんて…
今日は…
ほんとにどうしたんだろう…?
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歌唄(プロフ) - るみさん» お気に入りなんて…///とても嬉しいです!ありがとうございます!どんどん更新していくのでぜひ楽しんでください! (11月7日 13時) (レス) id: 670427661b (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - めちゃくちゃ好きなストーリーです!今一番のお気に入り作品です!応援してます!! (11月7日 13時) (レス) @page49 id: 78bcb99771 (このIDを非表示/違反報告)
歌唄(プロフ) - 夜空 優美さん» ありがとうございます!! (10月7日 14時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
夜空 優美 - 頑張ってください! (10月7日 12時) (レス) @page34 id: 434aba9101 (このIDを非表示/違反報告)
歌唄(プロフ) - 検いけ民さん» 凄く嬉しいです!!ありがとうございます!! (10月6日 21時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:歌唄 | 作成日時:2023年9月28日 14時