21話 謝罪 ページ23
私と伏黒くんが向かった場所は…
赤石「いらっしゃい。こんにちは」
A「初めまして」
伏黒「この度は心よりお悔やみ申し上げます」
そう。椿の家だ。
私は椿の親御さんに謝りに行きたい、と伏黒くんにお願いしたのだ。
もう既に補助監督さんと伏黒くんが行ってくれたらしいが
私は「行かないと気が済まない」と、なんとか伏黒くんや説得して許可を得た。
赤石「どうぞ上がってください」
A・恵「失礼します」
椿のお母さんがお茶を淹れてくれた。
伏黒「お構いなく…」
赤石「いえいえ。二度もお尋ねしてくるとは思ってませんでしたから。何かあったのですか?」
恵「あ、いえ。実h「初めまして赤石椿さんのお母さん」おい!?」
私は席を立ち、頭を下げた。
A「私は椿さんの親友の神代と申します。あなたの娘が亡くなってしまったのは私の責任です。
どんな罰でも甘んじて受ける覚悟であります。
ですからどうか彼を責めないでください…
責めるなら私を…
全ての責任は私にあります…。
だから…」
恵「おい!?Aッ!!」
伏黒くんが慌てて私を止めようと立ち上がった
赤石「A…?
あなたAちゃんなの…?」
A「は、はい…」
そういうと、さっきまで暗い顔をしていた椿のお母さんが優しく笑った。
赤石「ずっとあなたに会ってみたかったの。初めまして。椿の母です」
と、頭を下げた。
A「こ、これはご丁寧に、、、」
私も慌てて頭を下げた。
赤石「椿からあなたのことたくさん聞いてたの。いつも仲良くしてくれてありがとうね。」
A「い、いえいえ。す、好きで仲良くしてただけで…」
赤石「ふふっ。そう言ってくれて嬉しいわ。
あのね?私たちはあなたのことこれっぽっちも恨んじゃいないわ。だから責任を感じないでほしいの。」
A「で、でも!わ、私のせいで…」
ポンポン
私が言う前に椿のお母さんは頭を優しく撫でた。
赤石「あなたのせいじゃない。椿がそう言ってたの。私は…ううん。私たちは娘を信じるわ」
A「椿が…?」
赤石「不思議かも知れないけどね?あの子が亡くなった夜にあの子が夢に出てきたの。
最後に、って言って私たちと会話してくれたわ。ついでにあなたのこともね?
『Aは何も悪くない。だからあの子を責めないで』ってね?
椿はあなたを何一つ恨んじゃいない
だから私たちもあなたを恨まないわ。
椿の分まであなたが笑顔で生きて欲しいの。
それが椿の願いなら私たちの願いも一緒よ。」
と、優しく笑ってくれた。
ばか、、、
こんな時まで
私のこと心配して…
A「ありがとう…椿…」ポロポロ
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歌唄(プロフ) - るみさん» お気に入りなんて…///とても嬉しいです!ありがとうございます!どんどん更新していくのでぜひ楽しんでください! (11月7日 13時) (レス) id: 670427661b (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - めちゃくちゃ好きなストーリーです!今一番のお気に入り作品です!応援してます!! (11月7日 13時) (レス) @page49 id: 78bcb99771 (このIDを非表示/違反報告)
歌唄(プロフ) - 夜空 優美さん» ありがとうございます!! (10月7日 14時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
夜空 優美 - 頑張ってください! (10月7日 12時) (レス) @page34 id: 434aba9101 (このIDを非表示/違反報告)
歌唄(プロフ) - 検いけ民さん» 凄く嬉しいです!!ありがとうございます!! (10月6日 21時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:歌唄 | 作成日時:2023年9月28日 14時