推しに嫌われている件について【呪術廻戦】

16話　最後 ページ18

「…て」

声が聞こえる

「…きて」



「ぉきて…」


優しい声…


「おきて。A」


A「ん、んん…


誰…？」


そう聞くと、声の主はふふっ、っと笑った。


「声で分かんない？




もしかして寝惚けてんの？w」




A「…。


その声…



もしかして…






椿…？」



椿「せいかーい！！

もう！やっと分かったんだね」

椿は嬉しそうに笑った。


ほ、ほんとに椿が…


A「つ…椿…



わ、私､､､」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ





ｷﾞｭｯ




A「ぇ､､､」



椿「泣かないでよ…




A」

椿は優しく私を抱きしめた。

A「椿…」


椿「ありがとね


私のこと



助けようとしてくれて…」


A「ううん､､､





違う､､､ﾋｯｸ､､､





助けれなかったよ､､､」


椿「ったく…


頑固だね〜


あのね


私のせいであんな目にあったんだよ？


もっと私を恨みなよ？」

A「恨むわけないじゃん！！

だって､､､


だって､､､


椿のこと大切だもん！！！


嫌うわけないでしょ！！



恨むわけないでしょ！！」

椿「うん。



ありがとう



ほんとに」ﾎﾟﾛｯ


A「椿…？」


椿「ねぇ…


少ししか時間がないの。


もう少しだけ



私と普通に話さない？




お願い」

A「ｽﾞﾋﾞｯ…


言われなくても…」

椿「ふふふw

ありがとう！」

そのまま私は椿となんてことのない日常の会話をした。


ここがどこなのか…



私は今どこにいるのか…


でもそんなの気にならないくらい




楽しい時間だった
_____________________
椿になら言えるよね…


本当(・・)の私のこと…


A「あのね…椿？」

椿「ん？なーに？」

A「私ね…


あんたになら本当のこと言ってもいいかな



って思ったの。」

椿「ん？」

A「不思議かも知れないし…嘘って思うかもしれないけど…そn「信じるよ」え」

椿「信じるよ。Aのこと」

と、真剣な目で優しく笑ってくれた。


やっぱり


椿は優しいな…


A「私ねこの世界の人間じゃないの。


別の世界で１回死んでこっちの世界に転生したんだよね。



まぁ簡単に言ったら生まれ変わったの」

椿「…そうだったんだ」


A「私さ、この世界にいちゃダメだったんだ、って思ってた。

でもね


椿に会えてよかった



私ここの世界に居ていいのかわかんなかった。


でもね？

ほんとに椿に会えて



ここに生まれ変わってよかった。



私に出会ってくれて




ありがとう



椿」

私はこの時



本当に心の底から



笑えた気がした

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