45話 ページ49
そして及川さんは私のベッド近くに置いている荷物を持ってくれた。
A「あ、それは私が､､､！」
及川「もう！女の子なんだから遠慮しないでってば！」
と、軽々と片手で荷物を持ち、もう片方の手で私を押してきた。
A「わ、分かりましたよ！ありがとうございます！」
でもその前に髪をくくりたい。
ベッドに入っちゃったからボサボサになっちゃった
A「髪の毛だけくくり直してもいいですか？」
及川「ん〜？いいよ〜！」
と、及川さんは玄関に荷物を置きに行き、私は洗面所で髪をくくろうとすると、
ﾋﾟﾄｯ
A「ひゃぁ！///」
首を触られてしまい、咄嗟に声が出てしまった､､､！
慌ててパッと口に手を当てたが､､､
ﾆﾔﾆﾔ
遅かったようだ､､､
鏡を見てみると、
口を押えているが、ニヤニヤした顔を隠せていない及川さんがいた。
めっちゃ恥ずい///
絶対今の声聞かれてたじゃん！！///
及川「なになにAちゃん？もしかして首弱いんだ〜？なにそれ！カワイー！！」ﾆﾔﾆﾔ
A「な、///だ、黙っててくださいよー！！もう！！今すぐ記憶から抹消してください！///」
及川「ん〜？」
と、顎に手を置いて考える素振りをした後、
及川「だ〜め♪」
と、ムカつくほどいい顔で言った。
岩泉先輩お願いしますこいつ殴ってください。
及川さんは私の髪を触りながら
及川「Aちゃんってポニーテールというよりほぼ一つくくりだよね？」
と言ってきた。
A「そーですね。高く、くくるのって苦手で､､､」
及川「髪。やってあげるよ。座って」
A「へ、で、でも…」
及川「いいからいいから。髪ゴムと、くし貸して？」
と言われたのでとりあえず渡した。
ﾋﾞｸﾞｯ
く、首とか耳に、お、及川さんの手とか吐息かかんの無理///
及川(Aちゃん耳も弱いんだw)
及川「はい！できたよ！！めっちゃかわい〜ね！！」
A「わぁ！及川さん上手！！ありがとうございます」
鏡を見るとすごく綺麗にポニーテールしてくれていた。ちゃんと触角も残してくれてるし…
私よりも女子力あんじゃん！！
A「な、なんか負けた感じがする､､､」
及川「まぁまぁ！今度教えてあげるね」
A「ほんとですか！？」ﾊﾟｧｧ
やったー！、と私が喜んでいると
また私の髪を触ったあと
及川「やっぱりやーめた☆」
A「へ？」
私のくくった髪を触って
ﾁｭｯ
及川「これは俺の特権だから♪」
と、髪にキスをした。
A「な、何するんですかー！？///」
やっぱりこの先輩は苦手だ！！！
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作者名：歌唄 | 作成日時：2023年3月31日 23時
