26話 ページ29
A「ぎゃー!!!」
及川「うぉ!びっくりするじゃん」
なにが?!
A「それはこっちのセリフですけど?!何してんすか?!及川さん!」
あとすごい近い!!ほぼ目の前じゃんかー!!
及川「んー?何がー?てかめっちゃだし巻きおいし〜!」
A「え、あ、ありがとうございます///」
そ、そんな率直に
ほ、褒められるのは照れるって///
てかあれラス1だったんだけど、、、
はぁー。
A「あ、あの及川さん?お弁当片付けたいので離れてもらっても?」
及川「え〜?しょうがないなー」
と、やっと及川さんが離してくれた。
私はそのままクッキーを出した。ちょっと小腹空いてるし、それにまだ結構余ってるしね
及川「なーにそれ?Aちゃんの手作り?」
忘れてた。及川さんまだいたんだ。
A「はい。昨日作ったんです。……そうだ!よければ一つ要ります?」
及川「え?いいの?嬉しい!!ありがとう」
よしこれでまた減った!
及川さんはあげるとすぐに袋を開けて、クッキーを食べるかと思いきや、手を止めて
及川「そーいえばなんで作ったの?」
と、手に持っていたクッキーを直して、及川さんは近くのペンをに適当に振り回していた。
なぜ?
A「あ、それは若利さんに昨日のお礼であげようと思いましt「バキッ」ヒィ、、、」
すごい音がしたので及川さんの手を見てみるとわたしのクッキー…ではなく、さっき振り回していたペンだった。
ペンって握ると壊れるの?!そんなわけないよね?!
及川「ふーん若利さんねー」
と、私がさっきあげたクッキーを見ている。
なぜかは知らんよ?
知らんけど
絶対これは怒ってらっしゃる!!
だって笑ってるけど目は全く笑ってないじゃん!!
怖いってば泣
ガクガクブルブル
シュル
怯えてると、及川さんが袋のリボンを再び解いてクッキーを口に入れた。
及川「しょっぱ!!」
A「え、」
及川「もしかしてこれ砂糖と塩間違えたの?めっちゃ塩味だよ?w」
A「う、嘘…」
待ってやばい国見くん達にあげちゃったよ?!てか千夏達にも!!
でもそれよりも
これじゃ
及川「ウシワカちゃんに渡せないね♪」
ほんとにそうだ。
どうしよう
下を俯いていると
及川「これは俺がもらうね?」
と残りのクッキーの包みが入っている袋を取り上げてきた。
A「ち、ちょっと?!そ、それは砂糖と塩間違えてるんですよね?!なら別に…」
及川「その失敗したやつを優しい及川さんが食べてあげるって言ってんの!こんなの俺しか食べてくれないでしょ?てかこれを貰うウシワカちゃんがかわいそーだし」
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作者名:歌唄 | 作成日時:2023年3月31日 23時