25話 ページ28
2人は結構喜んでくれた。よかった！
あとはこれを千夏たちと若利さんに渡して、、、も結構余っちゃうなー
どうしよう？
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
千夏「やば、戻るわ！行くよ紗里！」
紗里「ふぁーい」
2人は慌てていた。やばい今しか渡せないのに！！
A「ちょっと待って！2人とも！昨日クッキー焼いたからよかったらもらって！」
というと2人ともピタッと止まった。そしてグルンという効果音がつくのではないか、というくらいの勢いで振り向いてきた。
紗里「お菓子！やった！」
千夏「久しぶりにAの手作り食べれる！！やった！」
A「沙夜もどうぞ」
沙夜「いいの？」
A「もっちろん！､､､てか作りすぎたから食べてほしい。」
なら遠慮なく、と沙夜ももらってくれた。よかったー。
千夏と紗里はもらうとすぐに教室まで行っちゃった。
私も早く座ろう
ｶﾞﾀｯ
国見「A」
私が座るより先にお隣は座っていた。
そしてなぜか私の手を急に引っ張ってきて、おそらく塩キャラメルであろうものを置いた。
国見「…クッキーのお礼」
A「え、いいの？ありがとう！国見くん！」
国見「ん」
金田一「俺も俺もー！」
と金田一は鞄から黄色い飴を出してきた。
飴？！
金田一「レモンだけどたべれっか？」
レモン？！
A「私飴がいっちばん好きなの！！ありがと！国見くんもわざわざ自分の好きなものなのに、私にくれるなんて､､､ほんと嬉しい！ありがとう！」ﾆｺｯ
というと2人は無言で私の頭を撫でた。
なぜ？
_____________________
昼休み
いつも通りのお昼ご飯。
のはずだったんだよ！！！
及川「Aちゃーん？昨日のあれは何かな？及川さん知らないんですけど？」
あー、後ろに知らない人がいるよー
ﾀｽｹﾃ
私の友達の3分の2は及川さんにうっとりしてるし､､､こりゃだめだ。
A「はぁー。昨日言った通りですよ。」
てかなんで私こんなに怒られてんの？及川さんどんだけ若利さん嫌いなの！？
A「食べづらい…」ﾎﾞｿｯ
今私は及川さんに後ろから抱きつかれている、といえば聞こえがいいし、及川さんのファンたちも騒ぐだろう。
だが現実は違う。
ただ私が締め付けられてるだけだ！！！
私はお箸を持って固まっている状態だ。
てゆーかなんなら
及川「あ、たまご！美味しそう！だし巻き？」
A「そーです」
及川「ありがとねー♪」
とお箸を掴んだ私の手を及川さんが上から掴んで、そのまま私のお箸でだし巻きを食べた。
大事なことなのでもう一回言おう。
私のお箸で！！！
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作者名：歌唄 | 作成日時：2023年3月31日 23時
