15話 ページ18
そのまま水道場に行って二軍の人達に聞き、スポドリのやり方を教えてもらった。
A「うーん?とりあえず及川さんと岩泉さんは結構動いているからちょっと塩入れて、国見くんはちょっと濃いめで、金田一は薄めでいいかな?」
と、私は一人一人の動きを見て適当にスポドリを作った。
あとはあっちに洗濯してあったタオルを畳んで、、、っと
A「確かこれを全部カゴに入れて体育館に持っていくんだよね?」
よいしょっと……
お、重い……
わかっていたけど重っ!やっぱり人数多いときつい、
ヒョコ
?「なーにしてんのよ」
A「お、及川さん?」
及川さんがひょこっと顔を出してきた。相変わらずニコニコしてるよね〜
じゃなくて!!
A「練習中じゃないんですか?」
及川「ん〜?今休憩中だよ?それにしても重いでしょ?ほら貸して」
ヒョイ
A「あっ、、、で、でも、、、これは、私の仕事じゃ、、、」
及川さんはそのままサラッと私の持っていたカゴを持って行ってしまった。
及川「いいのいいの。Aちゃんは女の子なんだから。こーゆー時は及川さんに頼りなさい☆」
と言ってニコッと笑う及川さん。
普段はおチャラけている及川さんだけど、こうやって周りをちゃんと見ているから女の子にモテてるのかな?
及川「Aちゃ〜ん?おいてくよ?」
A「あ、今行きます!!」
サラッと私に歩くスピードを合わせてるのずるい、、、
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ガラッ
及川「たっだいま〜!」
A「スポドリ作るの時間かかってしまって、、、ごめんなさい」
岩泉「大丈夫だ。ありがとな」
及川さんがカゴを置いてくれたのでそこからタオルとスポドリを一人一人に渡していった。
A「とりあえず皆さんに合わせてスポドリ作ってみたのですが、好みの味を教えて欲しいです」
国見「A最高。俺ずっとこのままで」
A「了解」
私は言われたことをとりあえずメモる。
及川「Aちゃん天才?!めっちゃ美味しい♡俺もこのままで!!」
A「はい。」
岩泉「俺はもうちょい薄く頼むわ」
A「了解です」
金田一「俺はもうちょい濃くして欲しいかな?」
A「オッケー」
?「スポドリ作ったことあんの?」
A「いえ?ないですよ?……えっと、、、」
松川「あ〜忘れてた。まだ名前言ってなかったね。松川一静。よろしくね〜」
A「松川先輩ですね!神代Aです。よろしくお願いします」
?「俺もうちょい薄めでー」
A「はい!……えっと」
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作者名:歌唄 | 作成日時:2023年3月31日 23時