93話 ページ45
A｢大丈夫！行くだけだから！そこからは自力で抜け出してやるんだから！｣
と言い切ると
セル｢はぁ…お前は馬鹿か｣
と額に手を置いてため息を吐かれた
えなんで？
セル｢お父様からお前みたいな雑魚が逃げ切れるわけないだろう…｣
A｢い、言い方､､､｣
酷くね？
てかそんなにお父様って強いの？
セル｢…いい｣ﾎﾞｿｯ
A｢え？｣
セル｢だからいいって言ってるだろう。僕は借りを作るのは嫌いなんだ。今日のところは帰るよ｣
A｢え、なんで､､､｣
お父様にセルくんが怒られるんじゃ､､､
セル｢お前をお父様にあげるのはやめた｣
A｢はい？」
やめたって…？
セル｢自力で僕がお前を連れて行くことにするよ。じゃあまたな｣
A｢え、え？｣
それは諦めてないんだ…
あ、そうだ
A｢じゃあセルくん！せめてものお詫びに…はいこれあげる！｣
セル｢…なんだこれは｣
A｢チーズケーキ！！めちゃくちゃ美味しいだからね！！｣
セル｢は？｣
A｢あ、あとセルくん。目の下にクマできてるよ？あんまり寝れてないの？大変なのか分かんないけどよく寝ないとダメだよ？
あれだったら紅茶詳しい友だちに不眠に効く紅茶教えてもらおうか？｣
セル｢遠慮しとく｣
無愛想だな…
ま、いいけど
A｢セルくん…次会う時は敵同士かもしんないけど｣
セル｢敵だ｣
A｢私は敵でもセルくんのこと友だちって思ってるからね！｣
と笑うと
セルくんは少し俯いてしまった
そして
セル｢…A｣
ｸﾞｲｯ
いきなりセルくんは私の腕を引っ張って抱き寄せてきた
A｢え、な、何！？｣
ﾁﾞｭｯ
A｢った…！？｣
いきなり首元にチクッと…と小さな痛みが響いた
いや嘘だ。地味に痛かった
地味に強い刺激が首にきた
セル｢これで僕のものだと分かるな｣ﾎﾞｿｯ
今の一瞬で何したこの人
セル｢お前は僕の獲物だ。他のやつに取られるなよ｣
そう言ってセルくんは今度こそ去っていった
A｢な、なんなの…？｣
首元を擦りながら私は混乱した
_____________________
よくわからないまま学校に戻った
A｢…結局なんだったんだろう｣
首元を擦りながら寮に戻ると
誰かが部屋にいた
A｢…マッシュくん？｣
マッシュ｢Aちゃん。お家楽しかった？｣
A｢うん！｣
もう部屋にいるのは突っ込まないぞ…！
マッシュ｢…そっか。
ねぇAちゃん｣
A｢ん？｣
荷物を置いてマッシュくんの方を見ようとした途端…
ﾄﾞﾝｯ!!
いきなりベッドに押し倒された
マッシュ｢で？
ほんとはどこに行ってたの？｣
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歌唄(プロフ) - 天然石さん» どこかで聞きましたね笑 (3月27日 12時) (
レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - デジャブなセリフ（笑）どここできいたことのあるような（笑） (3月27日 11時) (レス) @page6 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌唄 | 作成日時：2024年3月26日 15時
