愛が重たい人たちとの学校生活【MASHLE】

9話 図書室 ページ10

フィン｢(え、今僕…断っ…え？)｣

マッシュ｢いやー助かった｣

焦るフィンくんを無視して話すマッシュくん

何故か背後にファーンという効果音が聞こえた気がする

マッシュ｢昨日もホウキ貸してくれてありがとう。これお礼のシュークリーム｣

フィン｢あ…うん…｣

フィンくんどうしたんだろう…なんか最近変…？

マッシュ｢でも

本当に良かったよ｣

フィン｢え｣

マッシュ｢君みたいな良い人と友達になれて｣

A｢…マッシュくん｣ﾎﾞｿｯ

マッシュくんにはフィンくんがいるから大丈夫だね…

そう思って私は授業の準備をした

フィン｢…うん｣

マッシュ｢？｣

その後不穏な空気になっているとは知らずに…
_____________________
A｢さて、今日は図書室にでも行こうかな｣

私は昔から本を読むのが好きだったし、授業で分からないこともあったからなんか分かりやすい本ないかな〜って思って図書室に向かった

A｢うーん､､､どれがいいんだろう｣

私は魔法薬学がよく分かんないから魔法薬学に関する本を探していると

A｢あ、あれとかいいかも！｣

だいぶ上に魔法薬学の本があった

頑張って手を伸ばそうとしたけど…

A｢と、届かない､､､｣

なんせ私の身長は152cm

そりゃ届かないわけだ

A｢いや頑張ったら届くだろう…！！

ふっ…！！んんん！！も、もうちょい､､､！！｣

腕をプルプルと震えさせながら本を取ろうと頑張っていると

ﾋｮｲ

｢これか？｣

誰かが後ろから私が取ろうとしていた本を取ってくれた

A｢え、あ、ありがとうございます｣

あわてて後ろを振り返って目の前の人にお礼を言うと

結構目の前にいた

距離近いな〜なんて思いながら目の前の人を見ると

やや癖の強い黒髪と丸いサングラス…

そして顔のアザが2本あった

しかも…確かこのローブってれ、レアン寮のやつじゃない､､､？

まさかこの人レアン寮の人！？

A｢あ、あばばばば｣

私が目の前で怖がっていると思ったのか

｢おい、聞いてんのか1年｣

A｢え、えぇ､､､？な、なんで私が1年って知ってるんですか？｣

｢まだ寮ごとのローブ着てねぇってことは貰ってねぇってことだろ？貰ってねぇのは1年だけだからな｣

A｢おぉ！凄いです！合ってます！｣

…てことはこの人って

年上か！？

A｢ご、ごめんなさい！！！なんて失礼な態度を…！！

何でもしますからどうか許してくださいぃー！！｣

｢お前は俺をなんだと思ってんだよ…｣

急いで頭を下げて謝ると相手に呆れられた

なぜ！？

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