167話 ページ29
A「あ!あの、、、お風呂ありがとうございました」
「いえ、お気になさらず」
「では神代様、着替えましょうか」
A「あ、Aでいいですよ?」
「かしこまりましたA様。
ではどのようなお召し物にしますか?」
と、女中さん達はたくさんの着物を持ってきた。
ねぇ聞いちゃダメなのは分かってるけど言わせて?
これ全部1着いくらします??
知りたいけど知りたくない…
「どうしました?」
A「いえなんでもないです…」
とりあえず安そうな服を…
って
A「これ…」
五条先生の眼みたいに綺麗な青色に菊や桜の花が散りばめられている着物が目に入った。
A「…綺麗」ボソッ
「お気に召しましたか?」ニコッ
A「え、あ///そ、そうですね///」
「ふふ。いいんですよ。ではそちらの着物にしましょうか?」
A「あ、じ、じゃあ…お願いいたします」
「では着替えましょうか」
女中さん達は私に着付けをしてくれた。さらに髪も綺麗に整えてくれた。
嵐山でやってもらった人と同じくらいに器用だ…!
「とてもお美しいです!」
「A様が着ると余計に綺麗に見えますね!」
と、たくさん褒めてくれた。
A「そ、そんなことないですよ…///」
褒められ慣れてないからやめて!?照れるよ!?
「では直哉様の元に向かいましょうか」
「ではあとはよろしく頼むわね。私は仕事があるから。
ではA様また後ほど」ペコッ
A「ありがとうございました」
私は付き添いの女中さんと一緒に直哉さんの元に向かった。
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トントン
「直哉様。A様をお連れ致しました」
直哉「入れや」
「失礼いたします」
恐る恐る部屋に入ると、私の部屋よりも広い和室で座っている直哉さんがいた。
直哉「…!」
A「お、お待たせしました…?」
直哉「あ、あぁ…。
おい」
「では私はこれで。失礼いたします」
女中さんはすぐに立ち去ってしまった。
直哉「…着替えとったんやな」
A「あ、はい。制服乾かなくてw」
直哉さんは私を上から下まで見定めるように見た後、私の顔を見て
直哉「まぁ、いいんちゃう?馬子にも衣装ってやつやな」
A「それ聞くの2回目です」
素直に褒めれないのか、この坊ちゃんは…
まぁ褒められてもびっくりするけどね。
直哉「ま、その格好でおったら嫁にいけることもないんちゃう?」
A「なんて雑な褒め方…」
直哉「ま!誰にも貰われへんかったら俺がしゃーなしもらっt…いや、やっぱなんもないわ」
A「え?」
直哉「あんたはここに嫁がんほうがええからな」
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歌唄(プロフ) - るみさん» 嬉しいです!ありがとうございます! (2月27日 14時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - いつも更新お疲れ様です!雫井彗の夢小説めっちゃ見てみたいです!!🌟 (2月27日 13時) (レス) @page50 id: 78bcb99771 (このIDを非表示/違反報告)
歌唄(プロフ) - るみさん» お褒めいただき光栄です!ありがとうございます (2月19日 12時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 最高のバレンタインストーリーでした!!!特に五条先生さりげなく意味ありなプレゼントしてるところたまりません!!! (2月19日 11時) (レス) @page44 id: 78bcb99771 (このIDを非表示/違反報告)
歌唄(プロフ) - 釘ホームさん» めっちゃ嬉しいです!ありがとうございます! (2月18日 1時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:歌唄 | 作成日時:2023年12月6日 13時