164話 ページ26
直哉「あ、あれなんや!早行くでAちゃん!」
A「ち、ちょっと!待ってくださいってば!」
どうやらさっきの団子が美味しかったのか、目に入った屋台に次々と入る直哉さん。
でも、、、
直哉「は?何で
A「屋台の店はほとんど現金なんですよ!!」
慌てて私がお金を払うことになったが…
直哉「現金なんてそんなめんどいもん持ってへんわ…」
A「まぁ確かに持ってなさそうですよね…」
お金持ちってカードしか持ってなさそうだもん
A「あ、あそこの店とかどうですか?」
直哉「ん…まぁ、あそこならええか」
どうやらカードを使えなくて拗ねてしまったのか
私と直哉さんはたまたま見つけたおそらく老舗であろううどん屋さんに入った。
店の雰囲気も落ち着いていて和風だ。
いい店。
私と直哉さんは天ぷら付きのざるうどんを頼んだ。
ズルズル
直哉「ッ!!ま、まぁ、悪くないんちゃう…」
A「(美味しかったんだね…)」
笑顔でうどんをすする直哉さんを見てついつい可愛いと思ってしまった。
直哉「ごちそうさん。さてそろそろ任務に行こか」
A「やっぱり行くんですね…」
私たちは着物の着付けをしてくれたお店に着物を返してから、任務まで向かった。
_____________________
直哉「ほなはよ祓うで」
A「やってやりますよ!!」
もう二度目だ!こちとら慣れたんだよ!!
【妖化術 鎌鼬】
早く祓って東京にかえってやる!!
直哉「なんや今日はやけに張り切っとるな」
A「早く帰りたいんです!!」
直哉「そない悲しいこと言わんといてーやwまだまだ楽しもーやw」
絶対いや!!!
そう思いながら目の前の呪霊を祓うと
A「え、」
呪霊を祓った先に壁がなくてそのまましたにある川に落ちてしまった。
バシャン!!
も、
もう嫌ー!!!!
なんでこんな目に遭うの!?
髪とか服もぐっしょぐしょだ。
泣きそう
直哉「何しとんねんAちゃんwww
あっはははwww」
上から直哉さんは爆笑している。笑いすぎて泣いてないかあの人?
てかそれよりも助けて欲しいんだけど!?
私泳げねぇんだよ!!
なかなか川から上がってこない私にようやく察したのか
直哉「なんや自分。泳げへんのかいな」
と、今度はクスッと笑った。
おい「どんくさいな」って言ってんの聞こえてんぞ!!
私は腹が立って直哉さんを下から睨んでいると
バシャン!!
A「え、」
直哉「ほらはよ捕まり」
なんとあの禪院家の次期当主の直哉さんが自ら川に飛び込んできたのだ。
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歌唄(プロフ) - るみさん» 嬉しいです!ありがとうございます! (2月27日 14時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - いつも更新お疲れ様です!雫井彗の夢小説めっちゃ見てみたいです!!🌟 (2月27日 13時) (レス) @page50 id: 78bcb99771 (このIDを非表示/違反報告)
歌唄(プロフ) - るみさん» お褒めいただき光栄です!ありがとうございます (2月19日 12時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 最高のバレンタインストーリーでした!!!特に五条先生さりげなく意味ありなプレゼントしてるところたまりません!!! (2月19日 11時) (レス) @page44 id: 78bcb99771 (このIDを非表示/違反報告)
歌唄(プロフ) - 釘ホームさん» めっちゃ嬉しいです!ありがとうございます! (2月18日 1時) (レス) id: 951da5989b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:歌唄 | 作成日時:2023年12月6日 13時