1話 ページ2
｢ﾊｧﾊｧ...どうしよ...逃げてきちゃった。｣
今、自分がどこに居るのか分からない。
親に殴られて、蹴られて、こき使われて...それが嫌で逃げてきた。
小さい頃は私が悪いことしてたからなんだろうなって思ってたけど、明らかにおかしい。
虐待だ。親が怖い。
どうしよう...親にここにいることがバレたら...
｢どこに行こう...決められてた時間から1時間過ぎてる。｣
帰ったら絶対殴られる。怒られる。どなられる。
それが怖くて、家とは全く別方向に進んでいく。
｢これから...どうしような...ホームレスになるのかな...｣
？？｢...君、何してるん？｣
後ろから声が聞こえた。ちょっと高めの関西弁。
私に言ってるのかな...？
そんなことを考えてると肩をポンポンと叩かれた。
｢...なんですか？｣
？？｢やから、さっきもゆったやろ？何しとるん？｣
紛れもなくさっきの声だ。ちょっと高めの関西弁。
全くの初対面なのに、何故かこの人の声が落ち着く。そう思ってると自然と口から自分のうけていたことを全て話していた。
？？｢...それって虐待じゃないん？殴られたりしてるんやろ？｣
｢...はい...｣
話していたけど、やっぱり怖かった。
離れていくのかな？引かれたかな...
？？｢...最低やな...君の親。なぁ、俺いま考えたんやけど...その...｣
｢どうしたんですか？｣
？？｢家に帰るん嫌やねんたら俺ん家きやへん？｣
俺ん家？この人の家に泊めてもらうってこと？
｢...そんな迷惑なこと出来ませｎ...｣
？？｢迷惑ちゃう！迷惑やない！！せやから！逃げたい時は逃げたらええねん。｣
私のことを、受け入れてくれるのかな...虐待されて、身も心もボロボロの私を。
？？｢俺は、お前に傷ついて欲しくない。｣
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漆黒の物
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コーヒーミルク(プロフ) - たまおのおっかけさん» コメントありがとうございます!!がんばります!! (2019年5月6日 12時) (
レス) id: 80cfd157ba (このIDを非表示/違反報告)
たまおのおっかけ - めっちゃ面白いです！ゆっくり更新で大丈夫です！また次の話も楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年4月27日 13時) (レス) id: 447876b607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コーヒミルク | 作成日時：2019年4月17日 23時
