出会い ページ7
＜ナワーブ視点＞
「丘の上の大きな家、数年前に赤子を沢山連れ込んだらしいよ。もともと研究所だった、なんて噂もある。…お前、好奇心強いからなぁ。絶対行くだろうから、どうなっても知らないぜ、とだけ言っておくよ。」
友達がそんなことを言ってきた。
親にも「あの丘に近づいたらいけない」と言われるくらいだから、きっと友達から聞いた噂はあながち間違いではないのだろう。
でも、好奇心には勝てないもので。
少しだけ、そう思ってあの家に行った。高い塀で囲まれてたけど、塀なんて登るのは簡単だ。
そっと中の様子を見ると、見えたのは一面の花畑。種類ごとに区切られた花々が、建物の方まで咲き誇っていた。
...そんな塀の向こうの様子に目を奪われて、人がいることに気づけなかったんだ。
「ねぇねぇ、君どうしたの？」
突然真下から声が聞こえるもんだから、思わず叫びそうになった。咄嗟に下を見れば、僕より少し年下だろう女の子がこちらを見上げていた。
…この状態を説明しなくては。
「あの、不思議な家があるものだから、少し気になったんだ。ええっと、覗いたりしてごめんね…？」
しどろもどろだが、この女の子は特に気にする様子はない。
僕に興味津々、といった様子だ。
「ううん！大丈夫よ！…でもお父さんたちに見つかっちゃいけないわ。こっちおいで！内緒だよ？」
花が咲いたような笑顔とは、まさにこの笑顔のことだろう。周りの花に負けないくらい、君は可憐で眩しかった。
僕は、君に一目惚れしたんだ。
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四葉(プロフ) - 夕霧さん こちらこそありがとうございました！感動させるとこができたようでこちらも嬉しいです！ (2019年7月29日 8時) (
レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ゆきさん 読んで下さりありがとうございました、素敵と言ってもらえて嬉しいです...！ (2019年7月29日 8時) (レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
夕霧(プロフ) - いや、あの、……はい泣きましたァァァァア！！！心ん仲がキャーキャー言ってます！ありとうございましたァァァァアァァァァア！！！←語彙力なくて申し訳ないです！ (2019年7月28日 17時) (レス) id: 2612ac3b18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 連載お疲れ様でした。とても素敵なお話でした。 (2019年7月9日 7時) (レス) id: 3b646a2d91 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 申し訳ありません...！修正いたしました、ご指摘ありがとうございます！ (2019年6月16日 0時) (レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉 | 作成日時：2019年6月15日 22時
