怪奇現象 ページ34
「ねぇ、もう誰もいなくない…？」
「…やけに静かだもんな」
しばらくして、ロッカーに入ったままなことに気づいた俺らは外に出た。
…しかし人影がない。
「…あ、もう1人のハンター、ヴィオレッタちゃんだったのか！糸張ってある！」
「この部屋の出入り口全部に糸張ってるな…気づかれてたか…？」
「うーん…？ハンター近くに来てたっけ…」
「……わかんねぇな…」
いつ心音が止んだかも覚えていない。
…Aとの距離が近くてずっと心臓が暴れていたというのもあって、ハンターが近づいていたことなど気づかなかった。
「探索…行く…？」
「まぁ折角来たんだし、行って損はないと思う」
「で、でもみんないないよ？帰った方がいいかな…？」
「さては怖いから行きたくないんだな？」
「うっ…でもみんないないのは事実よね…？」
「…まぁ、そうだな。まだ夕飯の時間ではないだろうし、また探索に来るかも分からないから行っておかないか？」
「うぅ…分かったよ、行こう…」
渋々と了承したAと探索へ歩き出す。
「うわぁ！ねぇ今物音した！何かいるよ絶対！」
「建てつけが悪かったんだろ、大丈夫だ」
「ねぇ紙が舞ってるよ！？普通じゃないよね！？」
「隙間風だろ、大丈夫大丈夫」
…大丈夫とは言ったが、明らかに怪奇現象が起きている。しかし俺が冷静でいなくては、Aがパニックになるのは間違いないだろう。俺は彼女をなだめながら探索を進める。
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四葉(プロフ) - 夕霧さん こちらこそありがとうございました！感動させるとこができたようでこちらも嬉しいです！ (2019年7月29日 8時) (
レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ゆきさん 読んで下さりありがとうございました、素敵と言ってもらえて嬉しいです...！ (2019年7月29日 8時) (レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
夕霧(プロフ) - いや、あの、……はい泣きましたァァァァア！！！心ん仲がキャーキャー言ってます！ありとうございましたァァァァアァァァァア！！！←語彙力なくて申し訳ないです！ (2019年7月28日 17時) (レス) id: 2612ac3b18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 連載お疲れ様でした。とても素敵なお話でした。 (2019年7月9日 7時) (レス) id: 3b646a2d91 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 申し訳ありません...！修正いたしました、ご指摘ありがとうございます！ (2019年6月16日 0時) (レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉 | 作成日時：2019年6月15日 22時
