守る ページ21
＜ナワーブ視点＞
「よぉリッパーさん、さっきはあいつが世話になったなぁ？」
「えぇ、先程は私がAさんを独り占めさせていただきました。彼女、軽いですねぇ。また抱えたいくらいです。なので、そこを退いていただけませんか？」
…Aがゲートに着くまでの時間稼ぎだ。
あいつがエミリーさんやエマさんと逃げられたら、俺が飛ばされても勝利は確定している。
「退くわけないだろ。Aばっかり追ってんじゃねぇよ」
「おや、お怒りですねぇ…そんなに彼女を守ろうとするのはなぜですか？ あぁ、もしかして彼女を守れなかった過去があったりするんですかねぇ」
リッパーの言葉で過去のことが頭をよぎった。
怒鳴りそうになったその時、Aから「早く逃げて！」とチャットが来た。もうゲートに着いたようだ。
静かに怒りを鎮め、リッパーの顔を見る。
「お前になんか教えない。……長々とお話ししてくれてありがとよ、残念ながらあいつはもうゲート前だぜ？」
「おや、もうゲート前ですか。教えてくださりありがとうございます。」
そういうと、リッパーはゲートに向かって歩きだす。
あいつがゲートにいるなら、あとは俺も逃げるだけだ。俺は肘当てを使って、リッパーよりも早くゲートへ走った。
ゲート前にはみんないた。俺を見つけると、エミリーさんとエマさんが脱出する。
俺は最後の肘当てを使ってゲート前へ行くと、Aの手を掴んで脱出した。少し後ろにはリッパーが来ていた。リッパーの声が聞こえる。
「また一緒にゲームしましょう」
Aの手をギュッと掴んで、俺は後ろに向かって叫ぶ。
「真っ平御免だ！」
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四葉(プロフ) - 夕霧さん こちらこそありがとうございました！感動させるとこができたようでこちらも嬉しいです！ (2019年7月29日 8時) (
レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ゆきさん 読んで下さりありがとうございました、素敵と言ってもらえて嬉しいです...！ (2019年7月29日 8時) (レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
夕霧(プロフ) - いや、あの、……はい泣きましたァァァァア！！！心ん仲がキャーキャー言ってます！ありとうございましたァァァァアァァァァア！！！←語彙力なくて申し訳ないです！ (2019年7月28日 17時) (レス) id: 2612ac3b18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 連載お疲れ様でした。とても素敵なお話でした。 (2019年7月9日 7時) (レス) id: 3b646a2d91 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 申し訳ありません...！修正いたしました、ご指摘ありがとうございます！ (2019年6月16日 0時) (レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉 | 作成日時：2019年6月15日 22時
