不機嫌な彼 ページ18
カラスが飛んでいるということは通知が届いていただろうに。このハンター、サバイバーの居場所が分かってても私を離す気が無かったのか。
…なぜナワーブはどうしてこっちに来てるのだろう。カラスが飛んでるってことは、やっぱり暗号機の解き方分からなかったのだろうか。
ごめんね、私が捕まってしまったばかりに…
何も分からないままゲームに参加では、戸惑うことばかりなのは当たり前だ。
私はナワーブに向かって言った。
「解読に集中して！私のことはいい！暗号機の解き方はエミリーかエマに教えてもらって！」
「暗号機の解き方は分かってるから大丈夫。
…お前そこから下りねぇの？」
「あ、分かってるのか、よかったぁ…私、下りてもまた捕まるから…早く暗号解いて逃げちゃっていいよ」
「……いいわけあるか。ほら、さっさとそこ下りてこい」
なんだか怒っている…？
ゲームが始まる前に、ハンターは攻撃してくるって教えたから警戒してるのだろうか。
「こいつ私しか狙う気ないから大丈夫だよ。ハンターは誰か吊ってる状態でも攻撃できるから、君が攻撃される前に逃げてほしいなぁ…」
「お前しか狙わないなら、別にここにいてもいいだろ？それに、お前は怪我してんのに俺は無傷とかヤダ」
「…ふふ。まったく、君はワガママさんだねぇ。
…てことでリッパー、私は下りますよっと！」
私は暴れてリッパーの腕からスルリと逃げた。
ナワーブが私とリッパーの間に立つ。
「………」
「ん？ナワーブくんなんて言ったの？」
「いや、お前に言ったわけじゃないから大丈夫だ。そら、早く逃げるぞ！」
彼に手を掴まれて、そのまま私達は走った。
リッパーはまだこちらにくるようだ。窓や壊れた壁を飛び越えて視界から逸れるように逃げる。
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四葉(プロフ) - 夕霧さん こちらこそありがとうございました！感動させるとこができたようでこちらも嬉しいです！ (2019年7月29日 8時) (
レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ゆきさん 読んで下さりありがとうございました、素敵と言ってもらえて嬉しいです...！ (2019年7月29日 8時) (レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
夕霧(プロフ) - いや、あの、……はい泣きましたァァァァア！！！心ん仲がキャーキャー言ってます！ありとうございましたァァァァアァァァァア！！！←語彙力なくて申し訳ないです！ (2019年7月28日 17時) (レス) id: 2612ac3b18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 連載お疲れ様でした。とても素敵なお話でした。 (2019年7月9日 7時) (レス) id: 3b646a2d91 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 申し訳ありません...！修正いたしました、ご指摘ありがとうございます！ (2019年6月16日 0時) (レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉 | 作成日時：2019年6月15日 22時
