少年 ページ2
「なぁ、お前生きてるか？」
大人の、怖い兵士だと思っていた。しかし聞こえてきたのはまだ幼さが残る男の子の声。私はそっと顔をそちらに向けた。
私より少し年上、くらいだろうか。真新しい肘当てをつけた、緑の目の少年が私をジッと見つめている。
質問に答えようと口を開くも、先程感じた恐怖から声が出せない。しばらく私を見ていた少年は、私が声が出せないことを知るとこちらに近づいてきた。反射で体が震える。ギュッと目を瞑った。
…しかし、痛みはいつまでもこない。
「俺、お前を殺そうとか思ってない、大丈夫だよ。…ほら、そこから出ておいで？」
ゆっくりと穏やかな声で少年が私に話しかける。なんだか懐かしい、優しい声だった。もう一度少年を見ると、少年はこちらに手を差し伸べていた。幼い見た目に反して、しっかりとした手のひらだ。その手にそろりと手を伸ばしてみると、そっと握られた。
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四葉(プロフ) - 夕霧さん こちらこそありがとうございました！感動させるとこができたようでこちらも嬉しいです！ (2019年7月29日 8時) (
レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ゆきさん 読んで下さりありがとうございました、素敵と言ってもらえて嬉しいです...！ (2019年7月29日 8時) (レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
夕霧(プロフ) - いや、あの、……はい泣きましたァァァァア！！！心ん仲がキャーキャー言ってます！ありとうございましたァァァァアァァァァア！！！←語彙力なくて申し訳ないです！ (2019年7月28日 17時) (レス) id: 2612ac3b18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 連載お疲れ様でした。とても素敵なお話でした。 (2019年7月9日 7時) (レス) id: 3b646a2d91 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 申し訳ありません...！修正いたしました、ご指摘ありがとうございます！ (2019年6月16日 0時) (レス) id: e202c92208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉 | 作成日時：2019年6月15日 22時
