恋をしたら人間になるらしい。【セブチ】 (ページ15)

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『……うん。家に帰れば全て嘘だったかもしれない。うん。きっといつものあの子たちしか居ないはず。うん。………よし、入ろう…』

学校が終わった私は家の前でかれこれ10分突っ立っていた。

なぜなら、今朝のことがあって一日中パニックだからである。

何より私は男という男に関心もないし、経験もない、はい、終わってます。((((

『…よっし、いくぞ、Aなら、いける、

っ…ただいま、！！！』

ここでミンギュ(犬)が飛びついてくるはず、！！、

『っっっっ！』

予想通り

飛びつかれた

ミンギュ(人)に。

MG｢おかえりー！！ご主人！！！！｣

『っわぁああああ！！！！！』

っ近い！！、近い！！

いくらミンギュと言えど、人だし、男だし、

なんなら、顔綺麗すぎだし…近い、むり、！

MG｢ちょ、なんで叫ぶのぉ、！？｣

『ご、ごめ、あ、え、えーと、』

目を泳がせながらミンギュを押し退けようとしたら

さらに抱きしめられた。

『っん！？なんで！？ちょ、苦しい、！！』

MG｢……毎日毎日、俺、ご主人いなくて寂しいんだよ…｣

『……ミンギュ…』

そんなこと思ってたんだ…

人間になってるけど、やっぱりミンギュなんだね…

一応理解したつもりで朝はいたけど、

でもやっぱり、

男の人とこの距離はさすがに緊張するし、さすがに無理、、！、！

『……うああぁ、あ、あぁ…………(』

(パタン)

のぼせた。

JS｢あれ、、Aが倒れてる！！顔も真っ赤！！！｣

MG｢え！ご主人！？大丈夫ぅ！？！｣

『っはは…はははは……』

WN｢お前のせいだろwwww｣

MG｢え、俺！？｣

JH｢ご主人って、オスになれてないのか？｣

その通りです。

ミンギュの顔が近すぎて倒れたなんて言えない((((

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『っは…っ』

ベットに寝ていたみたいだ、

美味しそうな匂いに目を覚ました。

あぁ、あのまま寝ちゃったんだ…

誰がここまで運んでくれたんだろ…

(もぞ)

ん？

『んな、、だれ、！？！』

布団の中にふさふさの髪の毛だけが見える

JN｢……ん、あ、ご主人、起きたの～｣

ゆるい顔でそのまま抱きしめてくる

多分これはジュン。

『え、ちょ、！？////』

まだ完全に顔を覚えたわけじゃないから…

にしてもこんなにイケメンになるものなの？