想い出 (ページ7)

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るぅとに相談してから数日たった
相談した日からなぜかるぅとは私を避けるようになった
なんで避けるのか聞こうとしても
｢避けてないよ｣の一点張り
相談しちゃダメだったのかな
なんで
わかんない

なにも思い出せない
なんでなんでなんで

私が自室で悩んでいると
部屋の扉を叩く音が聞こえた

さ｢A、入るよ｣
さとみくんだった

貴｢どうしたの？｣

さ｢最近るぅととなんかあった？｣

貴｢さとみくん、私相談事をしただけなのに
私、なにかしたかな？｣

さ｢相談事って？｣

私は全てさとみくんに言った
るぅとに相談した内容
るぅとが相談した時に見せたつらそうな表情
なにか心の中にもやもやしたものがあること

さ｢そういうことか。そりゃああなるはずだわ｣

貴｢え？なんで？
私の何が悪かったの？｣

そう言いさとみくんは真剣な表情で私に聞いてきた

さ｢Aは中学生の時にあった交通事故覚えてるか？｣

貴｢うん
莉犬の洋服を買った時に子供が車の前に飛び出して、その子を助けようとして｣

さ｢その次の日ある大事な予定が入ってた｣

貴｢え？大事な予定って？｣

さ｢るぅととのデートだ
そして、Aがるぅとに思いを伝える大事な日だったんだ｣

貴｢るぅととデート？思いを伝える？｣

さ｢ああ、2人は付き合ってたんだ｣

貴｢え？｣