相良くんとかわいいものにかこまれたい！よん【今日俺】

俺の彼女ちゃんと推しが今日もかわいい ページ32

今日遊んだ場所はいつでも行ける場所。
でも、クリスマスの魔法でとても幸福感に満ちてる。
一緒に手を繋げたり、いつもよりくっつけるから、寒さすらも楽しい。

好きな人といる事は、なんて幸せなんだろう。


「Aちゃん楽しかったか？ほんとにいつもと変わらねぇかんじたったけど」

「楽しかった！本当に！今こうやって帰るのも楽しい！」

「何でほんとこんな良い子なんだよ…。来年はもっと楽しい所連れて行ってやるからな…」

「(来年も一緒…！)楽しみにしてる！」


ふと思い出して、マフラーの下で今もキラキラしてるであろうお星さまに手を添えた。


「……ねぇ、これ、高かった、よね？」

「んな事聞くもんじゃねーよ。バイトしてたのはそれあげたかったから。ちゃんと働いて渡したかった」

「えらい…。私も来年はうさぎさんで働かせてもらう。対抗して何かイベントしてもらえないかお願いしてみる…！」

「変なフラグ立ててんじゃねー。何で張り合ってんだ。俺様に張り合うなんざ、」

「応援に来てね」

「絶対通う」

「手のひら返しが早すぎで私は心配だよ…」


こんなお話をしてるけど、もちろん相良くんへのプレゼントを用意してないわけじゃない！
私もお父さんのお仕事を少し手伝わせてもらって、それで！
喜んでくれるといいな…。

私の家が近づくに連れて、そわそわする気持ちと、まだ一緒にいたいなぁという気持ちで感情が忙しい。


「着いたな」

「今日もありがとう。…少しでいいからあがってほしいんだけど、忙しい？」

「全然。てか、いいの？親御さんは？」

「お父さんとお母さんもクリスマスで遊びにいってる！明日帰ってくるんだって」

「あがらせてもらっていいか智司に聞いてくるから待ってて」

「なぜ！」


相良くん、ツッパリなのにそういう所はすごくしっかりしてるよね。
「大丈夫！ちょっとだけだから！」と、相良くんの手を引っ張って家に入った。


「今日はお部屋、綺麗にしといたよ」

(あ〜〜相変わらず甘ぇ匂いがする…！)

「見て！この子、お母さんとお父さんからクリスマスプレゼントにって！マフラーしてるまめの助ぬいくん！かわいいよね〜！」

(どっちもかわいい)
「どっちもかわいい」

「えっ？」

「何でもない」

「特別に抱っこしてもいいよ！」

「え…、両方ともいいのかよ…」

「えっ？」

「何でもない間違えた」


相良くんは私とまめの助をひたすらじっと見ている。
「尊い」と聞こえたのは気のせいだと思う。

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