かぞく (ページ3)

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1時間ぐらいして起こしに行くと大我くんはすっと起きたが樹くんがパニックをおこしてしまい泣き出してしまった。

やってしまった、、、

もう少し気をつければ良かったかな、、、

子供と接するのは慣れてる方だと自分で勝手に思ってたが樹くんのような過去を持つ子と接したことはあまりなかった。

「ごめん、俺1回出るわ」

といい大我くんに任せることにした。

大我と樹の部屋ーーーーーーーーーーーーー

大「樹、じゅり、」

樹「ごめんなさい、はぁ、はぁ、ごめんなさ
い」

何かがフラッシュバックしてるということぐらいは俺にもわかった。

大「樹、じゅり！俺だよ」

樹「はぁ、はぁ、、大、、我、？」

大「そうだよ、何も怖くないよ」

樹「、、、」

樹「おれ、、もう迷惑かけちゃった、、

といいまた泣き出してしまった。

大「大丈夫だよ、たぶん怒ってないよ」

樹「、、、」

大「ほらあっちのお部屋行こ」

樹「、、、」

樹は完全に黙り込んでしまったから俺は手を引っ張りリビングに連れていった。

〜北斗side〜

少ししてリビングのドアが開いた

大我くんが見えてやっぱり部屋から出て来れなかったか、、、と思ってると後ろから樹くんが顔を出した。

俺が少し距離を置いてしゃがんで目線を合わせると

樹「ごめん、、なさい、、、」

北「俺、怒ってないよ？」

樹「、、、ほんと？」

北「うん笑」

北「ほらご飯食べよ？」

大「うん！」

俺は子供が好きそうなオムライスを出した。

大「美味しそう！」

北「良かった〜」

大「でもたぶん樹こんなに食べれない」

結構量考えたつもりなんだけどな、、、
最初から思っていたけど樹くんたぶん相当痩せてる。
小さい頃からたぶん食べてる量が相当少ないから胃があまり成長してない、、、

北「全然いいよ、食べれる分だけで」

大「樹、たべよ！
いただきます！！」

樹「、、いただきます、、」

大「ねぇ、北斗」

北「ん？」

大「俺らのことさ呼び捨てにしてよ！」

北「いいよ笑」

大「その方が家族っぽい」

と嬉しそうに言う大我

子供にとって家族ができるって俺が思ってるより遥かに嬉しいことなのかもしれないと思った。

樹「、、もう、食べれ、、ない」

北「お残ししていいよ」

樹「、、、怒ら、、ない？」

北「怒らないよ」

樹「、、、」

大「ごちそうさまでしたしよ？」

樹「うん」

大「ごちそうさまでした！」
樹「ごちそうさまでした」