Memories．２ ページ4
無心でキーボードを打ち続けてできる限りの仕事を終わらし帰路についた。
明日も報告書の資料の山にご対面かと思うと憂
鬱になる。
『はぁ……』
誰かが言ってたな…
ため息するとその分の幸せが逃げるって
でも今の俺ならその人に
もう俺の幸せ逃げまくって
今はもう手遅れだから
って言うだろうな…
そんなことを思いながらポストの中身を見ていると1つ見覚えのあるものがあった。
『あ、先生からだ…』
────────────────
ベランダに出て夜風に当たりながらバーボンを飲んでいた。
いつもなら…
チョコレートミルクティとかを飲んでいるが
先生の手紙が来た日はお酒を飲むと決めている。
特にこれといった理由はない。
何故か分からないが飲みたくなるのだ。
不思議だな…と思いながらバーボンを1口飲んでから先生の手紙を読み始めた。
────
そちらはどうだい？
私は今ドイツで楽しく過ごしているところさ
そう言えば君が公安警察になって2ヶ月だね
私の勘が正しければ、
君はもう飽きている頃だと思うが…
頼むから辞めないでおくれよ？
最初の頃は君とっては退屈かもしれないが
後に刺激のあることが多くなる、
君にあった素晴らしい職なんだから……
今回ここまでだ
返信を楽しみに待っているよ、A
────────
流石だな……その通りだよ、先生
先生の言う通り、この仕事を続けていれば
俺の目指す道が見えると言うことなのか…
俺にあった職……それが公安警察…。
今は実感が全く湧かないよ……先生
俺は最後のバーボンを飲み干しそうながらそう思った。
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若宮真琴 - 面白いです！好きです！頑張ってください！ (2020年6月27日 8時) (
レス) id: f98349de18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｌ坂の赤提灯 | 作成日時：2018年8月23日 13時
