【名探偵コナン】公安警察がストーカー被害にあっています。【降谷零/安室透】 (ページ3)

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Memories．１ページ3

『降谷さん、こちらが任されいた報告書です』

降｢……っ！？相変わらず仕事が早いな…

そこに置いてくれ、後で目を通しておく｣

『分かりました』

警察学校を卒業後、

目標の公安警察となることができた俺

そして今は公安警察となり早2ヶ月が過ぎた。

だが、正直に言うと

───────飽きた。

いや、飽きてしまったんだ。

長時間椅子に座り

パソコンと向き合うなんて思いもしなかった。

上司から似たような報告書の山を押し付けられ

やっと終わったと思って立ち上がったら

また資料の山を押し付けられ……

の、エンドレスを繰り返すなんて考えてもいなかった。

俺も現場に行って体を動かしたい。

現場に行くようになったら

“公安警察辞めたい、飽きた”

という思考が消えると思う。

きっと、俺の目標の道が見える筈

でも、何で俺はパソコンと向き合っている？

ということを最近、毎日のように思っている。

心なしかタイピングの早さがましたような…

いや、早いなこれ。

俺今イラついてるから。

中国語かって言うぐらいの漢字の列に

歴史の教科書に出てもおかしくない古風のような名前

打ちにくい、間違える、腹立つ、ほんとに。

これ絶対新人に任せる報告書じゃないだろ

A.M.10時18分

部署にAの怒りのタイピングが鳴り響いた。

そのタイピングの音はキーボードを壊す勢いだった。

『はぁ、やっと終わった……』

降｢A、これも頼む｣

………………殺す気かっ

『……分かりました』

なんで俺、公安警察になったんだろう…

あ、先生が言ったんだ…俺に

先生は公安警察がこんな仕事をすることも知っていて俺に公安警察になれとでも言ったのだろうか……

先生のことだ……

きっと、遊び半分と何かの意図があって

俺にそう言ったに違いない。

俺は悶々と考えながら飲みかけのいちごミルクに手を伸ばした。

…………カラじゃん

買いに行くか…

そう思い席を立つと

風｢A、この報告書を頼む｣

……………………だから、殺す気かっ

その時、風見さんから受け取った資料は

俺の怒りの現れだろうか。

俺が手にした部分がくっしゃくっしゃになっていた。