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Memories.12 ページ14

降谷side

僕は最近、人生で初めて恋をした。



それは、組織から帰りの足で部署に帰った時だった。


そこに居たのだ。



天使が。





色素の薄い金髪に、瞳は水のように麗しい青色をしていた


僕は横顔しか見れなかったが、かなりの美貌だった



だがその後また組織からの呼び出しがかかり、

天使と会ったのはほんの一瞬だった。




その日から時間があれば天使を探していた。



だがその日から何日か経った頃……



とある事件時だった。


犯人の上に馬乗りになった人物が眼鏡を外し髪をかきあげたその顔を見て、僕は確信した。



……Aが天使だと



あの美しい横顔のラインは天使そっくりだった。



それにしても驚いた……

あのウザったい前髪の下が美形だったとは…



そして今日、Aに話があると呼び出しをしようかと思っていると


Aが紙袋を持ち席を立った。



僕は気になりAの後を追って着いた先は屋上だった。




物陰からAの様子を伺っていると

紙袋の中は何かの資料ようだ。



一体なんの資料なんだ……?



『へぇ……頭が切れるんだなコイツら。

でも、先生との関係はゼロだな……』



降「そこで何してるんだ?」



俺は物陰から出てAに声をかけた。


当のAは、いつも通り素っ気なくお疲れ様ですと言った。




手元の資料の事を聞くと、黒の組織の資料……

それもかなりよく調べられているものだった。



協力者が調べてくれた…と言っていたが一体どんな奴なんだ…


あの組織をここまで調べる腕とは……でも、金を取るって初めて聞いたが……。



降「どうして組織のことを調べたんだ?

……まさか、お前も組織に?」



『違いますよ、俺がこの組織のことを調べたのは……

ある人物の秘密を知るため、と

……ある事件の本当の真相に近づくためです。


ですか、この組織とは何も関係がありませんでした…』



ある事件……なんの事件だ?

この組織を調べる程の事件なのか……

だが関係はなかった……一体どんな事件なんだ?



するとAは組織の資料を僕にあげると言いその場を立ち去ろうとした。



だが、僕は思わずAの腕を掴んでしまった。

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若宮真琴 - 面白いです!好きです!頑張ってください! (2020年6月27日 8時) (レス) id: f98349de18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:L坂の赤提灯 | 作成日時:2018年8月23日 13時

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