推し操り人形

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る｢…あれ？僕、こんな場所知らない｣



…推しの自我が戻ってしまった。


どうしようか。


いや、どうなるのだろうか。


今の状態は、るぅとくんが私を追い詰めている様な光景だ。


るぅとくんは不審がるだろう。



る｢…？…あれ、僕、なにかしましたか？｣



『…え？いや、あの、えっと、なにも、なにもないですっ！！』


る｢そうですか。良かったです！！なんか追い詰めた様な感じだったので、｣


『そ、そうですかっ、るぅ、るぅとくんは大丈夫なんでしゅかっ』



…噛んでしまった…、それに、話し方もはっきりしていない。


恥ずかしい…っ。



る｢…え？なんで、？なんで、僕の活動名…？え？あれ？｣



…ああっ、しまったっ！！！

やってしまった！！


そうだ！


るぅとくんは、私がリスナーって認識してないんだ！


ここは、なにも言わずに、去ろう。


じゃないと、これ以上は他のリスナーさんが良く思わない。


そうだ。去ろう。


るぅとくん…操り人形なんて言うまがまがしいモノで操ってごめんなさい。



そう心の中で、誤りながら去ろうとした矢先。




推しに手を捕まれた。



る｢っあっ、つ、かんで、ごめんなさい、でも、あの、えぇっと、

　リスナーさんにこんな事言うのはなんなんだけど、


　その…いきなりなんですが、


　…一目惚れ、しちゃったみたいです、｣






【Happyend】


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